handy Japanは今日1日、ホテル宿泊者が通話もデータ通信も無料で使えるスマホ「handy」を7月1日からロイヤルパークホテルに提供すると発表した。
handyはもともと世界17ヵ国で展開している、観光客向けのレンタルスマホ。600ホテル、11万客室へ提供されており、ホテル側がコストを支払っているので、宿泊客はすべてを無料で利用できる。ホテルの客室にアメニティーのように備え付けられており、宿泊期間中は自由に持ち歩ける。多言語に対応しているので、日本語がわからない外国人観光客でも気軽に使えるのが特徴。
スマホはシャープ製のオリジナル端末で、ベースはAndroidだが独自のホーム画面が設定されており、周辺の観光情報やオトクな割引情報、Googleマップと連動して観光地までのナビゲーションをしてくれるなど、観光に特価した機能を備えている。通信はNTTドコモ網を利用する。電話は国際・国内通話も無料ででき、部屋間の通話も可能。自分のGoogleアカウントを設定すればPlayストアからいつも使っているアプリをインストールできる。チェックアウト後にリセットされるので、個人情報を残したままとはならない。
今のところ、導入しているホテルはロイヤルパークホテルのみだが、今後はハイブランドのホテルだけでなく、チェーン系のビジネスホテルなどにも展開を考えているとのこと。2020年の東京オリンピックを見据えて、導入事例を増やしていくという。