「狭額縁」「スリム」「軽量」という従来の特徴はそのまま踏襲
360度回転ヒンジで2 in 1化! 利用シーンが広がった新「XPS 13」 (2/2)
2017年05月26日 09時00分更新
高品位液晶と打鍵感のよいキーボード
XPS 13 2-in-1はデルの直販サイトでディスプレーの種類やCPU、メモリー搭載量、ストレージ容量などが異なる複数のモデルが用意されている。今回試したのは最上位モデルの「プラチナハイエンド・QHD+タッチパネル」モデルで、3200×1800ドットという高解像度のIGZO IPSパネルを採用したもの。画面の精細さは276ppiと印刷物に近く、肉眼では液晶の画素を見分けることは困難だった。
視野角も最大170度と広く、斜めから見ても色や輝度の変化は少ない。打ち合わせなどで相手と一緒に画面を見ながら話をするときも、表示内容が確認しやすくていい。
個人的に便利に感じたのが画面の明るさだ。一般的なノートパソコンの場合、輝度は300nit程度のことが多いが、本機は400nitとかなり明るくなっている。そのため、日中の屋外でも一般的なノートパソコンに比べて画面が見やすい。実際に直射日光の下で輝度100%にして使ってみたが、太陽光が反射してパネル表面が少し白っぽく見えたものの、表示内容はしっかり確認できた。
XPS 13 2-in-1のキーボードは一部を除きキーピッチが実測で19mm、キーストロークは1.3mmとなっている。ストロークが浅めでキー自体も押した感じが少し柔らかい印象だが、クリック感はしっかりあり、文字入力はしやすかった。タッチパッドも操作スペースが広く、複数指でのジェスチャーがやりやすかった。
インターフェースは、本体左側面にUSB 3.1 type-C(Thunderbolt 3対応)とヘッドセットジャックが、右側面にmicroSDカードスロットとUSB 3.1 type-Cが搭載されている。また、パームレスト部には指紋認証センサーも装備している。USB 3.1 type-Cはいずれも電源、DisplayPort出力、Powershare(電源オフ状態での給電)に対応しており機能に不満はないが、まだまだUSB type-C機器は限られる。従来モデルには標準サイズのUSB 3.0端子が搭載されていたことを考えると少し残念だが、一昔前に比べればUSB type-C対応機器も増えてきており、変換アダプターの類も充実しているので実用上はあまり困らないだろう。本製品にもUSB Type-Aへの変換ができるアダプターが標準添付されている。
360度回転ヒンジの搭載で利用シーンが広がったデルのXPS 13 2-in-1。今回は、その外観や使い勝手を中心に紹介したが、次回はベンチマーク結果などを交えながら気になるパフォーマンスを紹介していこう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | XPS 13 2-in-1 プレミアム・QHD+タッチパネル・Office付 |
CPU | Core i5-7Y54(1.2GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 615 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレー | 13.3型(3200×100ドット)、タッチ対応、IGZOパネル |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
内蔵ドライブ | ー |
インターフェース | Thunderbolt 3端子、USB 3.1(USB Type-C)、ヘッドフォン端子、MicroSDカードスロットなど |
サイズ/重量 | およそ幅304×奥行199×高さ8~13.7mm/約1.24kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |