サウンドや画面の質にこだわる人なら、この1台
「HUAWEI MediaPad M3」
ここからは、利用シーンごとのおすすめモデルを紹介していく。まず最初は、映像や音楽などのエンタメを満喫するのに最適な「HUAWEI MediaPad M3」だ。
HUAWEI MediaPad M3は、ファーウェイのAndroidタブレットの中でもマルチメディア性能の高さをコンセプトにした「Mシリーズ」の製品。充実したスペックと高級感あふれるデザインとなっており、プレミアムモデルの位置付けだ。
最大の特徴はサウンド面へのこだわりの数々。オーディオチップとして旭化成エレクトロニクス(AKM)製のD/Aコンバーター「AK4376」を採用し、音源再生時の高い再現性を実現。また、ファーウェイ独自開発のサラウンドテクノロジー「SWS 3.0」も搭載。サウンドチューニングは、世界的なオーディオメーカーの米ハーマン社が担当している。
本体の上面と下面に搭載されたデュアルスピーカーは、1W×2と高出力。本体が横向きの際にはステレオでのサウンド再生、縦向きの場合には左右チャンネルのミックスに自動的に切り替わる仕組みだ。このスピーカーに搭載される「Smart PA」システムでは、厚みのある重低音が楽しめる。
実際にサウンドを聴いてみると、その大音量と高音質に驚くはず。特に音量は市販のポータブルスピーカーを凌駕するほどで、ボリュームを大きくしていっても音の歪みが小さい。1人で音楽を楽しむのはもちろん、家族や知人が集まって、みんなで動画をワイワイと楽しむ場面でも音が聞こえにくいという場面はないはずだ。
ディスプレーの美しさもHUAWEI MediaPad M3の魅力。8.4型のIPS液晶は、解像度2560×1600ドット(359ppi)と高精細で、画面占有率82%という挟額縁なデザイン。コントラスト比は1500:1、NTSC85%の広色域となっている。ファーウェイ独自の画像最適化技術「ClariVu」も採用されており、太陽光下や読書時などに色味や明るさを自動で最適化してくれる。
オクタコアCPU「HUAWEI Kirin 950」や4GBメモリーの搭載など、基本スペックもハイエンドスマホ並みの性能なので、3Dを用いたゲームを楽しむのにも問題ない。さらに、薄型・軽量の筐体ながら、バッテリーが5100mAhと大容量な点にも注目。ファーウェイ独自の節電技術「Huawei Smart Power 4.0」により、フル充電時には最大11時間のフルHD動画視聴、最大45時間の音楽再生が可能だ。
実際に手にしてみると、本体背面がしっとりとした質感で、手にしっくりとなじむ触り心地が印象的だった。また、メタルボディーの見た目の印象以上に軽量に感じる点も印象的。男性ならば片手持ちでも苦にならないし、動画視聴時に横画面で両手持ちする際にもホールド感は良好だ。
★
HUAWEI MediaPad M3は、ファーウェイ・オンラインストアのほか、MVNO、家電量販店、ECサイトなどで販売中。カラバリはゴールドとシルバーがあり、シルバーにのみLTEモデルに加え、Wi-Fiモデルも用意される。市場想定価格はプレミアムモデル(ゴールド)が税抜4万2800円、シルバーのスタンダードモデル(LTE)が税抜3万7800円、シルバーのスタンダードモデル(Wi-Fi)は税抜3万1980円。
SIMフリータブレットは海外旅行で威力を発揮する!
タブレットであれスマホであれ、SIMフリー機の利点はSIMを挿し替えて使えることだ。そのメリットは特に海外で活きてくる。渡航先で安価な現地SIMを購入すれば、使い慣れた端末でおトクに通信ができるのだ。ちなみにファーウェイのSIMフリータブレットは通話機能もあるので、現地での連絡や日本への通話にも利用できる。
現地SIMの入手は、外国語が苦手な人にはハードルが高いように感じてしまうかもしれないが、たとえば空港にある通信キャリアのカウンターであれば、店員も旅行者に慣れていて片言の英語でも十分だったり、設定まで済ませてくれることも多い。1つアドバイスをするなら、店員に端末を渡す前に言語の設定を英語にしておくこと。日本語のままでは、さすがの店員も皆目見当がつかないだろう。
無事に現地SIMでの通信に成功したら、旅のツールとして活用しよう。旅行時には、スマホよりもタブレットのほうが便利なことが多い。たとえば、現地ガイドブックの電子書籍や地図アプリをチェックする際にはタブレットの方が見やすい。また、旅には飛行機や列車などによる移動時間がつきものだが、タブレットであれば現地で撮影した写真を大画面で楽しめるので退屈しのぎにもなる。
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