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既存アプリのモダナイゼーションをあらゆるプラットフォーム上で

マイクロソフト、開発者向けアプリ開発の新ツールを発表

2017年05月12日 18時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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既存アプリのモダナイゼーションとインテリジェントなアプリを、あらゆるプラットフォーム上であらゆるプラットフォーム向けに構築するための新たなツールとサービス

 マイクロソフトは5月11日、年次カンファレンスBuild 2017においてMicrosoft OfficeやMicrosoft Azure用の新たな開発者向けツールを発表した。

 Microsoft Azure関連としては地球規模のクラウドサービスを実現するデータベース「Azure Cosmos DB」用意。グローバルに分散したマルチモデルデータベースサービスで、10ミリ秒以下のレイテンシーを実現、IoTやAIなど、さまざまな用途に柔軟に適用できる。また、Azure SQL Databaseが機能向上し、最小化されたダウンタイムやデータ維持/回復性を提供する「MySQL と PostgreSQL のマネージドサービス」が追加される。既存アプリのモダナイゼーションをテーマとしているように、新しいデータベース移行サービスの初期プレビュー版が公開され、これまでのOracleとSQL Serverのユーザーからの新しいAzure環境への移行もサポート。

 Office 365関連では、新たなチャットベースのワークスペース「Microsoft Teams」に向けたアプリを公開できるようになったほか、「Microsoft Graph API」も強化、、SaaSアプリケーションによってAzureとの連携も可能とする。このほか、「Visual Studio 2017 for Mac」の一般提供の開始、パブリックプレビューとなった「Cortana Skills Kit」など、各種環境・各種用途での開発ツールが公開される。

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