エアフローが考慮された配置、各パーツ間の空間も十分
ハイスペックだから気になる「GALLERIA GAMEMASTER GX」の熱対策をチェック
2017年04月26日 09時00分更新
CPU・GPUともにハイスペックで、40タイトル以上の人気ゲームが動作確認済みという、ゲームに最適化されたゲーミングパソコン「GALLERIA Gamemaster GX」。拡張性にすぐれたGALLERIA専用KTケースが用いられている本機だが、安定したパフォーマンスを発揮するための熱対策はどのようになっているだろうか。今回はゲーミングパソコンとして重要な熱対策について検証してみる。
安定したパフォーマンスを実現する空気の流れ
GALLERIA GAMEMASTER GXの内部は空気がよどむことなく流れるよう、エアフローが考慮された配置となっている。各パーツ間の空間も十分取られている。
空気の取り入れは、筐体の高さが45cmとはいえ、より温度の低い空気を取り入れられるよう、パソコン前面下部と底面から行なう。発熱の大きいCPUには直接外からの空気が送り込めるよう、筐体右側のマザーボードの高さに空気を取り入れるための通気口も設けられている。
GPUを通り暖められた空気は、筐体背面と上部から排出される。筐体右側と下から上がってきた空気は、マザーボードについているファンによって背面と上部に設置されているファンへ流れていき、空気が筐体内にとどまらないよう、すぐに排気されるようになっている。
なお、熱を持ちやすい電源ユニットは下部に配置されているが、こちらも別途通気口が設けられている。
パソコン内部のファンは合計5つになるが、稼働音はとても静かで、ゲームや音楽をジャマするような大きさではなかった。エアフローのためにゲームの臨場感が損なわれるようなことがないのはうれしいところだ。
40タイトル以上のゲームを、時間延長でサポート
GALLERIA GAMEMASTERシリーズでは、40タイトル以上のゲームの動作をサポートしている。タイトルは様々なジャンルが用意され、すべて実機で確認されているので、公式サイトのサポートゲーム一覧に掲載されているゲームであれば、なんの心配もなくプレーすることができる。
また、それらのゲームのインストールから登録・ログインなど、オンラインゲームでつまづきそうなことがあっても、GALLERIA GAMEMASTERシリーズ登録ユーザーであれば細かいサポートを受けることができる。
通常のサポートデスクは21時までとなっているが、「GALLERIA GAMEMASTER」シリーズのサポートは24時間対応。夜中にゲーム起動などでわからないことがあっても、いつでもサポートしてもらえるのはとても安心だ。
GALLERIA GAMEMASTER GXのスペックと快適さをチェック
GALLERIA GAMEMASTER GXのスペックは前回お伝えしたが、再度おさらいしておこう。CPU-Zを用いた結果は下記の通り。
Windowsマシンとしての快適さを測るWIN SCORE SHAREで計測してみたところ、のきなみ8を超える高い数値が得られた。グラフィックスに関しては8.9と、9近いスコアとなった。
さらにCrystalDiskMarkを使ってストレージの速度を計測してみた。SSDはシーケンシャルアクセス、ランダムアクセスともに速い速度で読み書きが行なえる数値だ。HDDとのスコアと比べると、その速度の差は歴然だろう。
ここまでのデータでもGALLERIA GAMEMASTER GXのポテンシャルの高さが十分伝わってくる。次回は、グラフィックス性能やゲームの稼働について、ベンチマークなどを行ない、GALLERIA GAMEMASTER GXの実力を測ってみる。