米マカフィーは4月4日(現地時間)、新たに独立企業として事業を開始したと発表した。これにより同社は独立企業として世界最大規模のサイバーセキュリティー専業会社となる。
新生マカフィーの発表は、以前に発表されたTPGとインテル コーポレーション(INTC)による投資手続きの完了を受けたもの。これにより財務、経営、技術などの資産を有する。
さらに、投資会社Thoma Bravoが、TPGとの合意に基づいて新たに少数株主としてマカフィーに参画すると発表。なお、インテルは引き続き新生マカフィーの49%の株式を保有している。
インテル セキュリティで上級副社長 兼 ゼネラル マネージャーを務めていたクリス・ヤング氏が、最高経営責任者として新生マカフィーを指揮する。また、TPGのパートナーであるブライアン・テイラー氏が、マカフィーの取締役会長に就任した。
クリス・ヤング氏は「現代のあらゆるものがインターネットに接続された時代において、サイバーセキュリティーは最大の課題であり、家族、企業幹部、そして世界の指導者にとって大きな負荷となっています。明確な目的を持った独立企業となるマカフィーは、世界共通の脅威に対して人材、技術、組織を統合するための俊敏性を獲得するとともに、テクノロジーが導く未来の安全を実現するために取り組みます」と述べている。