【コンパニオンもあるよ】AnimeJapan 2017開催! 今年は迫力の大型モニター多し
2017年03月27日 20時00分更新
文● MOVIEW 清水、編集●オオタ/ASCII.jp
昨年は13万人以上の来場者となったAnimeJapan。今年も東京ビッグサイトを会場に、3月23~26日の4日間に渡って「AnimeJapan 2017」が開催された。23日と24日はビジネスエリアのみの開催だったが、昨年より1日増えたことからも、アニメビジネスがさらに拡大し、成長していることが伺える。
一般来場者は3月25日と26日の2日間、メインエリアで出展社のブースを見るだけでなく、今年もRED、GREEN、BLUEステージ、オープンステージでのステージイベント、物販ブースでの買い物などを楽しんでいた。
「アニメのすべてが、ここにある」をキャッチフレーズに、盛大に開催されたAnimeJapan 2017
展示エリアに入る前からその気分を盛り上げる装飾が施され、アニメ一色に包まれていた一般来場日。新しい情報も多く発表されていたその会場の様子をレポートする。
展示エリアに入る通路に飾られた「ラブライブ!サンシャイン!!」2期の告知風船
柱には、現在大ヒット上映中の「劇場版ソードアート・オンライン」
「Fate/Grand Order」の展示が通路スペースに。専用ブースは会場内にも設けられていた
今年は魔法師になれる!
「魔法師開発研究所」が出展
昨年「冴えない彼女の育てかた」のヒロイン加藤恵を再現した「加藤恵Project」が実験展示されていたが、今年は「魔法科高校の劣等生」をモチーフに、日本初の魔法力測定が行なえる「魔法師開発研究所」が出展されていた。この展示は、ソニーのデバイス開発部門が協力し、最新の魔法工学デバイスが体験できるというもの。動的空間デバイスや4K超短焦点プロジェクター、赤外線センサーなどを駆使し、「魔法科高校の劣等生」の世界観のもと、魔法の発現や魔法師の発掘を行なっていた。
「魔法師開発研究所」入り口
魔法師候補のサイオン量を測る「サイオン量測定」
「サイオン量測定」では、魔法師の候補者が手を動かすと、認識や思考結果を記録する情報素子であるサイオンの量が可視化され測定される。天井に設置された赤外線センサーと4K超短焦点プロジェクターを用いてサイオンがリアルタイムで可視化される。
魔法師としての適性を測る「知覚魔法師適性試験」
「知覚魔法師適性試験」では魔法師として必要な知覚能力を測定する。適性のある物だけがメッセージを受信でき、その指示に従うと合格できる。床にA~Cの文字が記載されているが、その特定のエリアでのみ音声が聞こえ、そのエリアを出ると聞こえなくなる。たとえばAからBへ移ると、Aで聞こえていた音声が消え、Bのエリアの音声が聞こえてくるようになる。各エリアごとのスピーカーから出力する位相、振幅などを制御し、音場をコントロールする技術だ。
「魔法師適性試験」は拳銃型CADを使い、魔法で敵を捕捉し、加速・加重・移動などの魔法師スキルを測定する。部屋の壁をサーチし、トリガーを引いて捕捉、そのまま捕獲機に移動させる。ソニー独自の動的空間プロジェクション技術を起用した「Moving Projector」が用いられており、拳銃型CADで敵を捕捉すると、内部の振動デバイスが反応。触覚・聴覚体験や、感応型高速映像追従などが体験できる。
この展示では、司波達也・深雪兄妹が進行ガイドを務めており、音声や映像などは新たに制作されていた。筆者も実際に体験させてもらったが、隣接しているエリアで聞こえる声が違う「知覚魔法師適性試験」は、本当に魔法のようであった。
さて、それでは各社のブースで目についた展示などを紹介していこう。今年の大きな特徴としては、特大モニターを使い、映像による情報提供をしているブースが多かったこと。昨年まではせいぜい100型ディスプレーという感じであったが、今年は屋外ディスプレーのような大きさで迫力ある映像を流しているブースが多かった。
バンダイナムコブースでは特大モニター3つでプロモーションビデオや予告編を流していた
特大モニター裏側の展示スペース
ライブペイティングで絵が描かれていた。ヤマトの後ろにアンドロメダが描かれるようだ
新作が待ち遠しいコードギアス。スタンディがアクリルにキャラクターに描かれているが、今年は紙ではなく、このアクリルスタンディによる展示も多かった
アニプレックスブース。毎年たくさんのキャラクタースタンディが入り口に並べられるブースだが、今年はそのような展示はなく、大型モニターによる映像が出迎えてくれた
。
スマートフォンゲームとしてリリースされる「マギアレコード」。この展示以外に、「マギアレコード」のブースが別途用意されていた
春から放送開始となる作品の展示。「Re:CREATORS」や「冴えない彼女の育て方♭」など、注目作品が多い
「正解するカド」は東映アニメーションとタッグを組んだ作品
1月に序章が放送された「GRANBLUE FANTASY The Animation」。4月からいよいよ本放送開始となる
「終物語」が今年の夏から放送されることが決定。〈物語〉シリーズファイナルシーズンがついに完結する
「マギアレコード」のブース。正面の壁や柱はすべてディスプレーになっていて、キャラクターがアニメーションする。この裏には特大モニターがあり、プロモーションビデオなどが上映されていた
「Fate/Grand Order」のブース。スタンディのほか、年表、サーヴァントギャラリーなどを展示
映像展示では、マシェ・キリエライトの盾をはさんで奥に背景モニター、手前に透明モニターを置き、映像を組み合わせることで立体的な表現をしていた
PlayStation VRの「Fate/Grand Order VR」試遊台。VR展示も去年も多く見受けられた
キンプリこと「KING OF PRISM」のブース。こちらでも「キンプリVR 昼寝撮影会」なるVR展示に多くの女性が集まっていた
博報堂DYミュージック&ピクチャーズブース。「アトム ザ・ビギニング」は4月からNHK総合で放送開始
3部作劇場版が発表された「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」。第3章は2019年公開
春・夏クールの新作群。ダンまちの外伝となる「ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝」は4月から放送開始
トムス・エンタテインメントのブースでは夏アニメの「ナナマル サンバツ」や「潔癖男子!蒼山くん」のほか
ついに復活する喪黒福造や、昨年放送して実写映画化もされた「Re:LIFE」など多数作品の情報を展示
ポニーキャニオンはステージ中心のブース。ブース裏には4月よりSeason 2がスタートする「進撃の巨人」から、巨人姿のエレンと調査兵団の面々が多くの来場者を集めていた
東映アニメーションブースではプリキュアのスタンディが展示
劇場版で復活するマジンガーZは等身大のほか、光子力研究所のディスプレーモデルを展示。研究所の地下ではマジンガーがスライドし、ハンガーでリフトアップする
Comix Waveブース。昨年大ヒットし、現在もロングラン上映が続いている「君の名は。」のバス停カフェが再現され、記念撮影できるようになっていた
ぴえろブース。TVアニメ化25周年を迎えた「幽遊白書」は記念サイトがオープン
グラフィニカブースの壁では西尾維新×中村 光によるTVアニメ「十二対戦」がポスターで告知。2017年放送予定
マーベラスのブースにはなんとリングが登場
グッドスマイルカンパニーブース。夏アニメ「時間の支配者」情報に加え、大量のフィギュアを展示
TV東京ブースは放送作品のキャラクタースタンディがずらり。銀さんが押さえる画がどんなものなのか気になるところ
NBCユニバーサルのブースでは春アニメ「クロックワーク・プラネット」のほか、「ご注文はうさぎですか??」新作アニメを巨大告知。この絵の全体を撮影しようとする来場者がずらっと並んでいた
ADKブースでは4月放送開始の「夏目友人帳 陸」、5月放送開始の「遊☆戯☆王VRAINS」を大々的に展示