大阪大学および科学技術振興機構は3月24日、スマホなどの携帯端末から個人ごとの睡眠パターンを可視化するAI技術を開発したと発表した。
快適な睡眠をサポートするための技術としては、枕元のセンサーやウェアラブルデバイスを用いた心拍検出などが存在するが、スマホやタブレットなどで録音した音だけで検出するという。
室内で録音した音データにはエアコンなどの環境音ノイズが混じっているが、機械学習を用いて高精度に睡眠関連音を抽出して睡眠関連音の特徴に応じてマップするという手法を開発。他の技術を用いた睡眠の深さと関連を明らかにした。音のみから睡眠の深さを可視化できることにより、ソフトウェア開発につなげて睡眠障害の早期発見や健康増進に役立つとしている。