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異なる性能を持つプロセッサーをマルチに構成できる柔軟設計

ARM、AIに使える新マルチコアプロセッサー技術を発表

2017年03月21日 18時48分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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DynamIQ(ダイナミックと発音するようだ)

 アームは3月21日、今後の人工知能需要などの向けたプロセッサーの新技術「DynamIQ」を発表した。

 これは中国・北京で開催されたイベントにおいて発表されたもので、ARM Cortex-Aプロセッサーのベースとなる新プロセッサー設計技術となる。専用プロセッサー命令と最適化されたライブラリにより、AI関連アプリケーションにおいて50倍の高性能(Cortex-A73比)、密結合したオンチップ・ハードウェアにより通信速度は10倍と、AI関連の利用を見込んだものとなっている。

 マルチコアを柔軟性を持って設計できるのが特長で、単一クラスター内には最大8コアだが、各コアにはそれぞれ異なる性能を持たせるなどカスタムが可能という。アームでは、今後の自律型システムの安全性向上など、AIを中心としたプロセッサーの高速化・省電力化・需要拡大に向けて開発を進めるようだ。

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