このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

春はスマホ料金見直し! これで選べる【格安SIM特集】 第2回

料金? 通信量? 使い放題? 格安SIMの選び方のポイントはコレだ!

2017年03月13日 13時00分更新

文● ドロイドさん(アスキースマホ総研

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

格安SIMのサービスはたくさんありますが、どれを選べばいいの? と思っている人は少なくないはず。選ぶ際にチェックしたいポイントを紹介します!

 今春に格安SIMへの乗り換えを考えている人向けの情報を提供している本特集。前回は格安SIMとは何か? その基本を解説しました。しかし、実際に契約するとなると、たくさんの企業が参入していることもあって、どれを選べばいいのか結構悩ましい部分があります。

 もっとも格安SIMは競争が激しいこともあって、料金やサービス内容は比較的似通っており、自分が知っているブランドで選ぶというのも実はそんなに悪い方法ではありません。ただ、複数のプランや特徴的なサービスなどもあるので、実際に契約する際にチェックしたいポイントについて詳しく解説します。

格安SIMで一番重要なのはやはり料金!
月3GBのデータ通信が利用可能で月1600~2000円

 ASCII.jpでは毎週日曜に1週間の格安SIM、格安スマホの話題をまとめてお届けする連載を掲載しており、その中では代表的な格安SIMの料金やサービス内容を一覧表も載っています。その表を見ながら、チェックしたいポイントを紹介していきましょう。

ASCII.jpの連載でいつも掲載している格安SIMの比較表です

 まずは利用しているネットワーク。第1回でも解説したように、大半の格安SIMはドコモから回線を借り受けて、サービスを提供しています。一部にはau網やソフトバンク網を利用したものもありますが、あまり詳しくないという人の場合は無難にドコモ網を採用したものを選択すれば大丈夫でしょう。

 それよりも重要なのはなによりも料金。どこまで安さを追求するかは人それぞれにしても、格安SIMに乗り換える以上は一番気になるポイントのはず。そして、その料金は主に通信量によって決まります。

 たとえば月3GBのデータ通信が利用できる格安SIM(音声機能付き)であれば、月1600~2000円が標準的な料金です。ドコモやauのような主要キャリアでは、データ定額の部分だけでも、これよりも高いプランが一般的なので、いかに格安SIMが安価なのか理解いただけるでしょう。

イオンモバイルのプラン別の料金一覧。ここまで細かくプランが設定されているサービスは少ないが、いずれにしても利用できる通信量で料金は決まってくる

 そして、ここから通信量が多い/少ないで、料金が上下する形になります。プラン変更は1ヵ月単位で変更できるサービスが大半ですが、月の途中で通信量を追加すると割高になるので、あらかじめ自分が使う通信量を把握してプランを選択するのが、うまく料金を節約するうえでの基本となります。

月3GBの通信量で足りるかどうかは動画が決め手!?
たとえ使い切ってもSNSやメールは大丈夫!

 さて、問題は選んだプランの通信量で足りるかという部分です。これについては「使い方次第」と言うほかありません。たとえばキャリアのサポートサイトに行けば、実際に利用した通信量を確認できるので、これを参考にするといいでしょう。

My docomoなど、キャリアのサポートサイトにログインすると、どのくらいデータ通信を使っているかを確認できます。格安SIMのプラン選びの際はこれを参考にするといいでしょう

 そのうえで1つのカギとなるのが、モバイル回線で動画視聴をするかどうかです。自宅のWi-Fiに繋いでいるときだけ、スマホで動画を見たり、アプリをダウンロードするという人なら、月3GBで十分な可能性が高いでしょうし、逆にモバイル回線で毎日長時間の動画を見るというなら、きっと足らないはずです。

 ちなみに通信量を使い切ったとしても、格安SIMの大半は200~300kbpsといったサービスごとに設定された通信速度でデータ通信は可能です。主要キャリアで通信量を使い切ると、128kbpsとさら遅いうえにデータの流れ方もスムーズでないことがありますが、格安SIMの200~300kbpsはそれよりはずっと快適なことが多いです。具体的には動画やウェブの表示は厳しいですが、SNSやメールのチェックには十分に使えます。

格安SIMでも通信量を確認できるアプリやサイトなどが用意されているほか、ここで高速/低速のオン/オフを切り替えられるサービスも多数派です。また、格安SIMの場合、翌月まで通信量を持ち越せるうえに、持ち越し分から先に消費するのも一般的で、これもキャリアにはないメリットです

 さらに格安SIMの多くは、ユーザーがあえて通信速度に制限をかけることで、高速で利用できるぶんの通信量を節約できる機能を持っています。動画を見るときは高速で、SNSやメールをチェックする際は低速と、通信速度を切り替えることで、通信量を最大限活用できるというわけです。

1日単位で通信量が設定されているプランや
通信量は無制限という格安SIMも

 このほかにも、「OCN モバイル ONE」のように高速で利用できる通信量が1日単位で設定されている格安SIMもあります。このタイプは、ある日はデータを使いすぎても翌日になると確実に高速に戻るので、細かく節約するのは面倒だという人に向いています。

1日単位で高速通信量が設定されているプランはOCN モバイル ONEの特徴

 また、「ぷららモバイルLTE」や「U-MOBILE PREMIUM」のように「使い放題」を売りにしたプランを用意しているサービスもあります(月額料金は約3000円)。前者は使い放題の代わりに通信速度は3Mbps、後者はそのような速度制限はありませんが、「短期間での大容量データの送受信」に通信速度を制限する場合があると注意書きにあります。

使い放題を売りにしているサービスもあります

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン