3月8日夜に、Microsoft Azureの東日本リージョンでストレージシステムに障害が発生。8日21時42分から23時38分にかけて、東日本リージョンのストレージを使用しているサービスの一部に接続できなくなり、主に国内のユーザーが影響を受けた。
東日本リージョンのストレージを活用しているサービスには、Azure App ServiceのWeb Apps、Azure Site Recovery、Virtual Machines、Azure Redis Cache、Azure Storage Data Movement、StorSimple、Azure Logic Apps Service、Azure Media Services、Azure Key Vault、Azure HDInsight、Azure SQL Database、Azure Automation、Azure Stream Analytics、Azure Backup、Azure IoT Hub、Cloud Servicesがある。
同社によれば、今回の障害は、ストレージのバックエンドシステムに発生した不具合が自己回復できなかったことに起因する。これにより、一部のストレージへの接続要求がリジェクトされ、その影響が他サービスへ波及した。問題が発生したストレージへの接続要求を別のバックエンドノードにリダイレクトする対応によって、すべてのサービスが正常に回復したとする。根本原因は現在調査中で、障害発生から72時間以内に詳細な報告書が発表される予定だ。