富士通の本気すぎる軽量ノートのヒミツに迫る!!
衝動買い推奨!! 新「LIFEBOOK UH」のスゴさを開発陣に聞いてきた! [UHシリーズ:UH75/B1・UH90/B1・WU2/B1] (1/5)
2017年03月09日 17時00分更新
富士通から13.3型の超軽量ノート「LIFEBOOK UH」シリーズの新製品が発売された。Core i5搭載でバッテリー駆動時間が約8.3時間のカタログモデル「LIFEBOOK UH75/B1」は重量わずか約761g、Core i7搭載で約17時間駆動する「LIFEBOOK UH90/B1」は約913gと、いずれも13.3型でありながら重量で1kgを下回っている。直販サイト「富士通WEB MART」で限定販売されているカスタムメイドモデル「LIFEBOOK WU2/B1」なら、Core i7搭載でも約790g(25Whバッテリ選択時)からと非常に軽量だ。私事でたいへん恐縮だが、筆者はLIFEBOOK WU2/B1をCore i7+8GBメモリー+256GB SSDの構成で注文しており、商品が到着するのを楽しみに待ちながらこの原稿を書いている。
従来のLIFEBOOK UHシリーズはスリムでデザイン性の高いUltrabookという位置付けであったものの、重量については特別軽いわけではなかった。だが今回リリースされた新モデルでは、13.3型クラムシェルノートとしては最高クラスの軽さを実現している。新たなLIFEBOOK UHは、間違いなく“衝動買い推奨”といえる製品なのだ。
そこで、従来モデルや現行の主力モデル「LIFEBOOK SH」シリーズとどこが異なるのか、そしてどのように軽量化を実現したのか、富士通クライアントコンピューティングの開発陣にお話を伺ってきたのだ!
ユーザーの声に応えて極めた、"軽さ"と"使いやすさ"
――新しいLIFEBOOK UHシリーズが、従来と比べて大きく変わった点は?
廣瀬氏 今回の新モデルはLIFEBOOK UHシリーズの流れを汲んでいるわけですが、従来のモデルに改良を加えるというよりも、新たな別の製品を作り上げようというところから企画がスタートしました。大きく変わったところは、何より軽量化を極めたという点です。
LIFEBOOK UHシリーズはもともと、光学ドライブなしの薄型モデルという位置付けです。新モデル発表の直前までに2013年にはLIFEBOOK UH90/L.Mという解像度3200×1800ドットの高精細液晶と薄さにこだわったモデルをリリースしています。富士通の技術を結集した薄型ノートという点では、今回の新モデルもその系譜を継いでいると思います。
河野氏 過去のモデルはコンシューマーをターゲットとしていたのですが、今回は法人のお客様も重視する形で製品仕様を決めたという点も異なる点です。
――従来のユーザーからの要望に応えたという機能や特徴はありますか?
廣瀬氏 富士通でモバイルノートの主力というとLIFEBBOK SHシリーズにあたります。駆動時間が長くて光学ドライブも付いているものの、少し重くなっているのも事実です。こちらのモデルは多くの学生さんにもご利用いただいている一方、もう少し軽くできないかという要望がございました。そうしたお声になんとか応えたいということから、軽量化を極めたという背景があります。
ただ、軽量化するだけでなく、デザイン性や使いやすさを追求して仕上げたという点が、本製品の特長だと思っています。
――重量に関する要望がもっとも多かったということですね?
廣瀬氏 そうですね。市場の動向を見ましても重さが1kg未満のモデルの売り上げが年々増加しておりまして、軽さへのニーズがどんどん高まっていると認識しています。
逆にLIFEBOOK SHシリーズは1kgを超える重さではあるのですが、豊富な機能を備えている点が高く評価されていると思います。液晶ディスプレーが高解像度であったりタッチ操作に対応していたり、長時間駆動するといった点ですね。
松村氏 LIFEBOOK SHシリーズは堅牢性の高さも大きなポイントで、安心して使っていただけるという点が高く評価されていると思います。