福井コンピュータホールディングスの連結子会社である福井コンピュータドットコムは、VRでマンション完成イメージを体験できる「マンションVRシステム」を2017年4月より正式リリースすると発表した。
また、正式リリースに先駆けて、「ブリリアタワー八王子」で本システムが導入されており、2月より試験運用されているとのことだ。
リアルのモデルルームでは訴求しづらい部分をVRで
同システムでは、まるで完成したマンションの希望の部屋の中に入り込んだような体験が可能になる。VRヘッドマウントディスプレー(HMD)「HTC Vive」を使用し、リアルのモデルルームでは分からない希望階からの眺めなどを体験することができる。
ワンパッケージ商材のため、本システムの導入だけでOK
マンションVRシステムではVRデバイスや4K大型モニター、高性能パソコンなどのハードウェアや、コンテンツ制作などのコンテンツ、プログラムまで、モデルルーム運用を想定した際に必要なものがひとまとめになっているワンパッケージ商材として提供される。
データ作成など、手間・時間がかかる部分も福井コンピュータグループがコンテンツ制作代行まで請け負うため、初期導入時の負担が軽減されている。
そのほかにドローンを用いて竣工予定地のパノラマ画像を撮影し、希望階からの眺めのイメージを背景にできるほか、「模型モード」を搭載。VRモデルルームを模型のようにあらゆる角度から眺めることもできる。
価格は制作費やハードウェアのレンタル費、セットアップ費など込みの基本パッケージ一式で年間レンタル料金190万円(税別)。