ソニー・グローバルエデュケーションは2月18日、7種類のシンプルなブロックとデザイン性の高い電子パーツで思い通りのロボットがつくれるロボット・プログラミング学習キット「KOOV」を発売する。
172ピースのブロックと16個の電子パーツ、メイン基板「KOOVコア」が付属する“スターターキット”の価格は税抜3万6880円。302ピースのブロックと24個の電子パーツ、KOOVコアが付属する“アドバンスキット”の価格は4万9880円、スターターキットをアドバンスキット相当にアップグレードする“拡張パーツセット”は2万1880円。なおKOOVを利用するにはネット接続環境に加えて単3電池3本、プラスドライバーが必要。
KOOVはブロックと電子パーツを組み合わせてロボットを作り、アプリでプログラムを組むことで動かせるロボット・プログラミング学習キット。7種類のブロックとサーボモーターやLED、ブザー、光センサーなどの電子パーツでロボットを組み立てる。組み立てたロボットの電子パーツはKOOVコアと有線接続して制御・動作させる仕組みだ。
KOOVコアは電子工作の世界では一般的な「Aruduino」と互換性をもち、専用サイトからアプリをPCやiPadにダウンロードしてプログラミングする。なおアプリはWindows、MacのほかiOS(iPad)用が用意され、Androidアプリは用意されない。
プログラミングはマウスのドラッグ・アンド・ドロップでプログラミングブロックを置いたり移動させたりするシンプルな設計。プログラミングブロックをクリックすることでプログラムの設定を変更できる。
KOOVにはレシピ通りにブロックを組み立てるだけで複雑な構造のロボットをカンタンに作れる“ロボットレシピ”を用意。スターターキットで発売時に14、アドバンスキットで22のレシピを利用できる。
このほか、初心者でもプログラムをイチから学べる学習コースを用意。ステージごとに与えられるミッションをクリアしていきながらプログラムの基礎や電子パーツの使い方を学べるようになっている。学習した内容を復習するクイズやまとめ機能も用意。UI上でアバターを作成できるほか、バッジ集めなど学習を飽きさせない要素が散りばめられている。
オリジナルのロボットやロボットを動かすプログラムを自由に組んで写真や動画を他のユーザーに公開できる上級者向けの“自由制作”、ロボットレシピや自由制作でつくった作品を保存できる“コレクション”機能もあり、ロボットレシピや学習コースのコンテンツは今後追加予定。KOOVはソニーストアで展示され、家電量販店のECサイトを中心に販売される。