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ITツール導入に補助金、「IT導入支援事業」申請受付がスタート

2017年01月27日 09時46分更新

記事提供:通販通信

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image経済産業省は27日、中小企業がITツールを導入する費用の一部を補助する「IT導入支援事業」の申請受付を開始した。

同事業は、補正予算によって組まれた事業で、ソフトウェア・サービスなどのITツールの導入経費を補助し、中小企業・小規模事業者などの生産性を向上することが目的。

ITツールなどは、EC支援企業を含めたITベンダーやサービス事業者、専門家など、審査を受けた事業者が提供する。補助金対象は、国内に事業所を持つ中小企業などで、対象となる事業は日本国内で実施される事業。対象のITツールは、事務局が採択したIT導入支援事業者のITツールに限られる。補助率は3分の2位内で、補助金の上限は100万円、下限は20万円となる。申請は1事業者1回のみ。

補助の申請は、「IT導入支援事業」の専用ページから補助金の交付申請し、補助事業者の交付が決定後、導入が完了したITツールの支払証などを申請。審査後に確定した金額が補助事業者に支払われる。また、補助事業者は、ITツールの導入で生産性がどのように向上したかなど、導入後の効果に関する情報を報告する。

補助金の交付申請期間は、同日から2月28日の17時まで。補助金交付の実施期間は、交付決定後から5月31日まで。完了報告期間は、事業完了日から30日を経過した日、または6月15日まで。

ITツールには、ECサイト構築支援、WEB接客、CRM、マーケティングツールなどのEC支援ツールや、EC関連サービスも多数採択された。

採択されたEC支援企業で、ネットショップの販促支援サービス「おまかせ!Yahoo ショッピング制作」やO2O支援サービス「GMOリピーター」などを展開するGMOコマース(株)は、「今回の補助金制度は、中小企業に売上アップを狙う機会として活用してもらえると考えています。この機会を活用し、ネットショップ運営での課題を ITツールで解決してほしい。通常の3分の1の料金で導入できるので、コストをかけずに売上倍増も効果も見込めます」と意気込みを語った。

ITツール・サービスとして採択された主なEC支援企業は、(株)プレイド、(株)ビューティガレージ、SOOP(株)、(株)セールスフォース・ドットコム、(株)リクルートライフスタイル、GMO TECH(株)、GMOソリューションパートナー(株)、GMOコマース(株)、SAPジャパン(株)、ビートレンド(株)、Hamee(株)、エプソン販売(株)など。

■「IT導入補助金」

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