米国国防総省の耐久試験MIL-STD-810Gの
18項目に加えて京セラ独自試験をクリア!
TORQUE X01は米国国防総省が定める耐久試験MIL-STD-810Gの18項目に準拠したうえで、京セラ独自の高さ1.8mからの鉄板・コンクリートへの落下試験もクリアしている。「TORQUE G02」の耐衝撃性能は高さ約1.5mから合板(ラワン材)への落下試験なので、TORQUE X01はそれを上回る落下試験をクリアしていることになる。
ただしTORQUE G02で行なわれていた耐海水、耐荷重テストは実施されていない。ヒンジを備える折りたたみ式ケータイであるTORQUE X01で耐海水、耐荷重テストをクリアするのは困難だったようだ。
アウトドア情報を「OUTDOOR PORTAL」に集約
両手をフリーにできる音声通知機能も追加
それでは実際の使い勝手を見ていこう。TORQUE X01にはアウトドアで役立つアプリが多数搭載されている。それらを手軽に管理できるのが「OUTDOOR PORTAL」で、天気、温度、コンパス、気圧・高度、気圧・天気予報、歩数、潮汐、魚の活性度などの情報を手軽にチェックできる。
詳細情報はメインディスプレーのほうが確認しやすいが、とっさにチェックしたいときに役立つのがサブディスプレー。側面のダイレクトボタンを押すたびに、あらかじめ指定したOUTDOOR PORTALの情報がひとつずつ表示される。ディスプレーを開けるのが困難な状況で非常に役立つ機能だ
TORQUE X01だけの新機能が「読み上げ通知機能」。OUTDOOR PORTALの「メニュー」→「読み上げ通知」から設定でき、定刻通知、圏内圏外通知、温度通知、高度通知、距離通知などの情報を、毎時0分と30分に読み上げてくれる。両手がふさがりがちなアウトドアフィールドで重宝する機能だ。
LEDフラッシュライトの機能もアウトドア向けに強化されている。LEDフラッシュライトは、デフォルトでファンクションキーの「F2」に割り当てられており、手探りでも素速く点灯可能。また、メニューから点滅周期設定(速い/標準/遅い)、明るさ設定(明るい/標準/暗い)、点灯時間設定(1分/3分/5分/10分/自動消灯オフ)などを選択できる。バッテリーはそれなりに消耗するがランタン代わりに使えるだろう。ここまで多機能なら、緊急時にSOS信号をLEDフラッシュライトで知らせる機能も搭載してほしいところだ。
アウトドアフィールドではなにが起きるかわからない。転落などの不測の事態に陥った際やクマなどの生息域に足を踏み入れた際に役立つのが「ブザー機能」。ブザー機能は“♯”キーの長押しだけで再生でき、「設定」→「音」→「ブザー音」からブザー、ホイッスル、応答ホイッスル、クマ鈴を切り替えられる。暴漢に遭遇したときも防犯ブザー代わりに活用できる。
TORQUE X01には100デシベルの大音量で再生可能なフロントデュアルスピーカーが内蔵されており、ディスプレーを閉じていてもスピーカー部が露出するように設計されている。風、雨、川の音で騒がしい状況でも大音量でブザーを響かせることが可能だ。
アウトドアではハードキー搭載携帯電話が最適!
スマートフォン全盛の現在、TORQUE G02に追加する形でTORQUE X01が発売された最大の理由は、アウトドアフィールドでハードキーを求めるユーザーが多いからだ。0.5mmの凸量の押しやすい大型ボタンを備えたTORQUE X01は、ウインタースポーツ、登山、釣り、オートバイや自転車乗車時などにグローブをしたままでも確実に操作できる。アウトドアフィールドでの活動により軸足を置いたユーザーには、携帯電話本来の機能を道具として使い倒せるTORQUE X01こそ最適な1台と言える。