初代の10倍の処理速度にパワーアップ
フリスクケースサイズの小さな新ラズパイ、「Raspberry Pi Compute Module 3」国内発売へ
2017年01月17日 16時30分更新
アールエスコンポーネンツは1月17日、ボードコンピューター「Raspberry Pi」の新モデル「Raspberry Pi Compute Module 3」を販売開始した。
英Raspberry Pi Foundationの「Raspberry Pi」をモジュール化したモデルで、1月16日に発売されたもの。昨年発売されたRaspberry Pi 3をベースとして産業用途や組み込み機器に向けて小型化した製品。サイズはノートパソコン用メモリーとして一般的なDDR2 SODIMMスロット用ピンを用いた小型基盤となっており、ピン以外のI/Oを省略している。
CPUはRaspberry Pi 3と同じBroadcom BCM2837プロセッサー(ARM Cortex-A53クアッドコアと1GB LPDDR2 RAMを内蔵)および4GBのeMMCフラッシュストレージをオンボードで搭載する。価格は3949円。
組み込み用途以外での利用(開発用など)では、I/Oボード「Compute Module IO Board」(1万4045円)が必要となる。Raspberry Pi Compute Module 3とIO Boardのセット(1万8432円)が用意されるほか、低コストなラインナップとしてラッシュストレージが搭載されていない「Raspberry Pi Compute Module 3 Lite」(3217円)も用意される(価格はいずれも税別・送料別)。