ファーウェイ通信 第36回
サウンド、ディスプレー、指紋認証と、こだわりの機能が一杯
高性能と高級感に注目! 魅惑のSIMフリータブレット「HUAWEI MediaPad M3」レビュー
2016年12月14日 11時00分更新
AKM製DACにハーマンのサウンドチューニング
そして高出力ステレオスピーカーと、サウンドへのこだわりが各所に
さて、MediaPad M3の性能で大きく取り上げたいのが、サウンド面へのこだわりだ。その1つが、高品質なオーディオチップの搭載。ポータブルオーディオプレーヤーなどでも定評がある旭化成エレクトロニクス(AKM)製のD/Aコンバーター「AK4376」を搭載。音源再生時の高い再現性を実現している。
サウンドチューニングは、MediaPad M2に引き続き、世界的なオーディオメーカーである米ハーマン社が担当している。また、ファーウェイ独自の技術も採用。サラウンドテクノロジーは最新の「SWS 3.0」となっており、ステージで再生されているような広がりの感じられるサウンドを再生。スピーカーに搭載される「Smart PA」システムでは、厚みのある重低音が楽しめる。
本体の上面と下面(縦画面時)には、1W×2と薄型筐体にも関わらず、高出力なステレオスピーカーを搭載。本体が横向きの際には当然ステレオでのサウンド再生が楽しめるのだが、縦向きの場合でも左右チャンネルのミックスに自動的に切り替わり、音の大きさを強調してくれる。実際に音を聴いてみると、市販のポータブルスピーカーを凌駕するほどの大音量に驚かされた。ボリュームを大きくしていっても音の歪みが小さいのも特徴で、家族や友人などと一緒にみんなで音楽や映像を楽しむ場面にも対応できる。
今回、MediaPad M3でいろいろな音源を聴いてみたが、ボーカルであれ楽器であれ、それぞれの音をはっきりと聴き取ることができ、非常に満足できる音質だった。個人的に印象に残ったのは、ライブ音源における臨場感。重低音が響いているのに、オーディエンスの盛り上がる声などもしっかり聞こえて、その場にいるようなライブ感が感じられた。
なお、MediaPad M3のゴールドモデルはプレミアムモデルとなっており、専用イヤホン「AKG H300」と専用カバーが標準で付属する。このうちイヤホンは世界的な音響メーカーであるAKGがMediaPad M3専用に設計したもので、カラーリングもMediaPad M3のゴールドに合わせられた特別な一品だ。
8.4型/2560×1600ドットの高精細液晶は
環境に合わせて表示を最適化
MediaPad M3の基本スペックにも触れていこう。CPUは、2.3GHz+1.8GHz動作のオクタコアCPUである「HUAWEI Kirin 950」を搭載。フラグシップ級スマホと同等の性能なので、ゲームを含めて、多彩な用途で不満なく利用できるはずだ。メモリーは4GB、ストレージは32GB(シルバー)または64GB(ゴールド)、OSはAndroid 6.0(EMUI 4.1)となっている。
ディスプレーは前述のとおりに8.4型のIPS液晶で、解像度は2560×1600ドット(359ppi)とこのサイズのタブレットとしてはワンランク上の精細さ。これも前述したが、非常に狭額縁な点が際立っており、コントラスト比1500:1、NTSC85%の広色域も特徴だ。独自の画像最適化技術「ClariVu」も採用されていて、高精細ディスプレーを用いた鮮やかな表示はもちろん、ブルーライトをカットしたり、最小輝度を6cd/m2まで落とすことで、夜の暗い部屋での読書などでも目を守ってくれる機能も用意されている。
また、バッテリーが5100mAhと大容量なのも見逃せないポイント。独自の節電技術「Huawei Smart Power 4.0」が採用されており、フル充電時には最大11時間のフルHD動画視聴、最大45時間の音楽再生が可能だ。もちろん使用状況や電波の受信状態などによっても変わってくるが、これだけ大容量であれば毎日の通勤時間はもちろん、長時間のフライト時などにも心強い。

この連載の記事
-
第237回
sponsored
春こそ始めたいジョギング&ウォーキング! そのときスマートウォッチとイヤホンは欠かせない -
第236回
sponsored
ファーウェイの技術の粋を集めた最上位イヤホン 「HUAWEI FreeBuds Pro 4」レビュー -
第235回
sponsored
オープンイヤー型で耳を塞がないのが快適! 耳掛けイヤホンの新定番になりそう! 「HUAWEI FreeArc」レビュー -
第234回
sponsored
「日本のユーザーは製品の機能面に注目する」「今年も革新的な製品を出していく」ファーウェイトップインタビュー -
第233回
sponsored
ワイヤレスイヤホン新決定版はコレかも! お手頃価格&インナーイヤーの「HUAWEI FreeBuds SE 3」に注目した -
第232回
sponsored
より幅広い健康管理が実現! ファーウェイ製スマートウォッチに無料で加わる心電図(ECG)測定機能を試す -
第231回
sponsored
バッテリー長持ちのスマートウォッチで2025年こそ健康的な生活! クリスマスプレゼントに合う製品を紹介! -
第230回
sponsored
スマートウォッチのようでこれは血圧計でもある!? 「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」レビュー -
第229回
sponsored
ながら聴きにはオープンイヤー型イヤホンが◎! 耳たぶに挟むだけなのに落ちないその不思議と魅力を紹介 -
第228回
sponsored
究極性能&究極デザインのスマートウォッチはゴルフでも強い! 「HUAWEI WATCH Ultimate」レビュー -
第227回
sponsored
約2週間電池持ちのスマートウォッチ定番がさらに進化! ファーウェイ「HUAWEI WATCH GT 5」レビュー - この連載の一覧へ