先日アルミ製のベンチマーク台「BC1」を発売したSTREACOMから、今度はファンレス仕様のPCケース「DB4」が登場。オリオスペックで販売が始まった。
数年前よりファンレスで運用できるPCケースを多数取り扱うSTREACOM。新作の「DB4」は、なんともユニークなキューブ型デザインが特徴のMini-ITX対応PCケースだ。4面のアルミパネルと内部のヒートシンクを使い、ケース全体で放熱するというコンセプトはそのまま。ストレージにSSDを選択すれば、完全ファンレスPCが構築できる。
CPUは4本の銅製ヒートパイプを側面のアルミパネルに取り付ける形で放熱する仕組み。STREACOMでは対応TDPを65Wまでとしているほか、さらにオプションで販売してるヒートパイプキット「LH6」(7560円)を追加すれば110Wまでサポートするいう。
対応マザーボードはMini-ITXフォームファクターの製品。ただしCPUソケットとヒートパイプのポジションにより使用できないモデルも多いとのこと。STREACOMのウェブサイトや販売ショップでの事前確認は必須だろう。
また、電源ユニットはSTREACOM純正があるが、こちらは日本での入手は不可能。オリオスペックでは、マザーボードに接続する小型基板のACアダプター化キット「picoPSU」を推奨している。
そのほか、ベイ数が3.5インチシャドウベイ×5または2.5インチシャドウベイ×12のほか、3.5インチシャドウベイ×2+2.5インチシャドウベイ×4構成も可能。スロットイン式スリム光学ドライブベイは別売りの増設キット「DB4-ODD Kit」(5400円)を使うことでマウント可能。なお、拡張スロットは2段用意されている。長さ200mmの制限付きながら、フルハイトサイズのカードが利用可能だ。
価格は4万2984円。組み立て方法が特殊な点など、やや上級者向けのケースといえるが、完成後の見た目はPCとは思えないデザイン。ちなみに、完成済みモデルが欲しいという人には「近日発売予定」という、オリオスペックオリジナルBTO(価格未定)がおすすめだろう。
