インテル セキュリティは11月3日(現地時間)、デジタル化された経済環境で必要とされる信用、時間、金銭を強力に保護するための統合セキュリティーシステムを発表した。
インテル セキュリティの統合セキュリティーシステムは、市場で実績ある技術連携プログラムを通じた業界最大級のオープンなエコシステムを基盤にしている。変化に対応するエンドポイント保護、包括的なデータ保護、データセンターとクラウドの防御、そしてインテリジェントなセキュリティー運用という4つの防御システムを実現したという。この4つの防御システムは、その効果をさらに高めるために、インテリジェントに統合される。
また統合されたアーキテクチャーのもと、マシンラーニングベースのマルウェア分類やクラウドをベースとした高度な脅威の検知サービスに加えた、Cloud Access Security Broker(CASB)などを含む、体系的な機能群を備えた10種類の新製品を発表した。
脅威インテリジェンスを共有するためのテクノロジーには、McAfee Data Exchange Layer(DXL)を活用したプログラムを活用したという。インテル セキュリティは、サイバー犯罪者の攻撃力を低下させるためにMcAfee DXLを業界向けにオープン化する計画を発表した。
インテル セキュリティのオープンソース戦略と新たに提供されるベータ版のMcAfee DXL向けのソフトウェア開発キット(SDK)を通じて、各組織の「ホワイトハット」が共有化されて脅威対策ライフサイクルを体系化できるという。今後DXLソフトウェア開発キットの利用範囲や機能、参加する管理組織やコミュニティーを順次拡大する予定だ。