東芝映像ソリューションは10月20日、Blu-ray Discレコーダーの「レグザブルーレイ」新機種を発表した。発売日はすべて11月上旬となる。
ラインナップは、3チューナー搭載の「DBR-T2007」(2TB HDD内蔵。予想実売価格 8万5000円前後)、「DBR-T1007」(1TB HDD内容。同7万5000円前後)、2チューナー搭載の「DBR-W1007」(1TB HDD内蔵。同6万5000円前後)、「DBR-W507」(500GB HDD内蔵。同5万5000円前後)となる。W507以外は無線LAN内蔵だ。
新機種は「時短」というコンセプトを前面に打ち出し、忙しい人たちに録画番組を短い時間でチェックできることをアピールするとともに、ターコイズブルーという柔らかなブランドカラーを採用することで、女性ユーザーも意識している。
今回のすべてのモデルでリモコンに「時短」というボタンを搭載。これを押すことでタブでジャンルが区切られた録画済み番組リストが表示される。
このリストの右側に4つの枠があり、それぞれに時間が表記されている。右に行くほど時間が少なくなるが、この枠を選択することでその短縮された時間で番組内容を確認できる。
具体的には、すべてを再生する「通常再生」、CMなどのチャプターを飛ばす「らく見」、CMなどのチャプターを飛ばしながら1.3倍速で再生する「らく早見」、チャプターを考慮しながら本編を20分割し、冒頭15秒ずつ再生する「飛ばし見」となる。
これにより60分の番組なら、らく見で約45分、らく早見で約34分、飛ばし見なら約5分で再生が終了するとのことだ。
この時短メニューでは自分でジャンルの作成も可能。キーワードや人物名などを登録しておけば、それに関連する番組を自動で録画してくれる。
録画時にはDVDダビング用データの生成も同時に行なえるため、DVD(VR)への高速ダビングが可能。SDメモリーカードへの持ち出し録画も可能で、SeeQVault対応のSDメモリーカードへの自動ダビングも可能だ。
スマホ連携機能は、デジオンの「DiXiM Play」(Android版、iOS版ともにフル機能を使う場合は月額108円)を利用することでネットワーク経由(LAN内外)でスマホで録画番組を再生することもできるが、新機種は「ネットdeナビ」の名称で録画予約も可能。DiXiM Play上に番組表が表示可能で、タイトルなどの文字入力もできるようになった。
なお、東芝はiOS端末(Lightning搭載端末)で利用できるSeeQVault対応microSDカード&カードリーダーセットを10月22日に発売予定。これにより、iPhoneやiPadでも録画番組を視聴できるようになる。