RazerがTHXの資産を大部分を取得し、同社の経営陣と従業員合流させた
ゲーミングブランドRazer、ジョージ・ルーカス設立の音響部門「THX」を買収
2016年10月18日 15時14分更新
THXは10月17日(現地時間)、ゲーミングブランドのRazerがTHXの資産を大部分を取得し、同社の経営陣と従業員を合流させたと発表した。THXは独立組織として業務を行なうという。なおこの取引の金銭的な詳細は明らかにされていない。
THXは1987年に映画監督ジョージ・ルーカスによって設立されたルーカスフィルムの一部門で、主に映画音響などに携わってきた。スタジオや家電、カーオディオなどでも独自のTHX認定プログラムを展開してきた。今後THXは、VRやARなどの新技術にも認定プログラムの拡大させていくとしている。
Razerの最高経営責任者ミンリャン・タンは「Razerにはエンターテインメントのあらゆるレベルで技術革新のためのビジョンを持っている。それは、THXが30年以上前から支持してきたビジョンである。今回の買収で、ゲーミング業界のRazerのリーダーシップを強化される。THXにあたえられた力で、ブランドのエンターテイメントの領域を拡大する」と述べた。
THXの最高経営責任者タイ・アーマド・テーラーは「THXは独立企業としてRazerで活動する。だが、消費者に優れた製品をお届けするために、業界のパートナーにサービスを提供していきます」と述べた。