Criteoは10月13日、日本国内のファッション業界の売上トレンドに関する「2016年版ファッションフラッシュレポート」を発表した。
グローバルにおけるスマートフォン・タブレットの急速な普及にともない、従来のデスクトップ中心のオンラインショッピングからモバイルデバイス中心へと移行している。そういった背景をもとに同レポートでは、特にファッション業界のオンラインショッピングにおけるユーザーの来訪時期や利用デバイス、購入ファネルごとのユーザー行動などの情報を公開した。
グローバルトレンドでは、日本のモバイル売上比率は世界で最も高く62%にのぼる。次いで韓国(57%)、イギリス(55%)がモバイル売上比率が50%を超える。全世界的には、モバイルでの購入割合が高い国ほどiPhoneの使用比率が高い傾向にあるという。
日本国内のファッション業界では、モバイル経由の売上のうち90%近くがスマートフォン経由だ。ファストファッションブランドでは、iPhone経由の売上が業界平均と比較して136%高い 。日本のモバイル経由の売上シェアはアメリカと比較して、1.6倍以上。アメリカではおよそ6割がデスクトップ経由だが、日本では6割以上がモバイル経由だ。