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Photokina2016で見る2016年秋冬デジカメ 第2回

コンデジは少ないけど全天周のアクションカムが盛んだったPhotokina2016

2016年09月27日 10時00分更新

文● 中山 智

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ニコンはアクションカム「KeyMission」シリーズ3兄弟を発表

四角い本体デザインが特徴的な「KeyMission 360」

四角い本体デザインが特徴的な「KeyMission 360」

 ニコンはすでに開発発表していた360度の全天周カメラ「KeyMission 360」を正式に発表。さらに「KeyMissionシリーズ」として、広角レンズを搭載したアクションカム「KeyMission 170」と「KeyMission 80」も合わせて発表した。3モデルとも発売日は10月28日を予定している。

前後にレンズとセンサーを備えたデュアル仕様

前後にレンズとセンサーを備えたデュアル仕様

本体上部には録画ボタン

本体上部には録画ボタン

バッテリーカバーを開けると、microSDカードスロットやフライトモードボタンにアクセスできます

バッテリーカバーを開けると、microSDカードスロットやフライトモードボタンにアクセスできます

 KeyMission360は、4K解像度の24Pで撮影可能可能な全天周カメラ。スマホとの連携機能もあるが、スティッチングはKeyMission360本体で行なうとのこと。

 ブースで実機をチェックした際はバッテリーが入っておらず、実際の動作は確認できなかったが、水深30メートルの防水機能や2メートルの落下耐久といったタフネスさで、屋外のハードな環境でも360度写真&映像が撮りたいユーザーにはピッタリ。予想実売価格は6万6000円前後。

いわゆるGoProタイプのアクションカム「KeyMission 170」

いわゆるGoProタイプのアクションカム「KeyMission 170」

背面には1.5インチディスプレーを搭載

背面には1.5インチディスプレーを搭載

本体上部に写真と動画それぞれのシャッターボタンが用意されている

本体上部に写真と動画それぞれのシャッターボタンが用意されている

バッテリースペースにmicroUSBとmicroHDMI端子を装備

バッテリースペースにmicroUSBとmicroHDMI端子を装備

KeyMission 170は4K 30pでの撮影に対応したアクションカム。製品名のとおり画角は170度のワイドタイプ。防水機能は単体で水深10メートルで、耐衝撃はKeyMission 360と同じ2メートルとなっている。背面には1.5インチのディスプレーを搭載し、単体で各種設定が可能だ。予想実売価格は5万1000円前後。

スティック形状の「KeyMission 80」

スティック形状の「KeyMission 80」

Wi-Fiでスマホとも連携。ディスプレーはタッチパネルを採用

Wi-Fiでスマホとも連携。ディスプレーはタッチパネルを採用

厚さは約15mmとポケットに入れても邪魔にならないレベル

厚さは約15mmとポケットに入れても邪魔にならないレベル

KeyMissionシリーズ用のアクセサリーもラインアップ

KeyMissionシリーズ用のアクセサリーもラインアップ

 KeyMission 80はカバンなどのベルトに装着できるホルダーを装備し、ウェアラブルカメラとしても活用できるアクションカム。動画撮影も可能だが、写真撮影がメインの作りになっており、体に装着して移動中にインターバルで撮影するといった使い方を想定しているそうだ。

 画角は80度で、35mm換算の場合25mm相当。防水機能はIPX7であり、水中での動作は対象外だが、雨などの水滴くらいなら問題なし。

 手にすっぽりと収まるサイズなので、スマホよりも手軽に持ち運んで撮影できるのがポイントだ。予想実売価格は3万5000円前後。

コダックが前後で画角の異なるレンズの全天周カメラ
「4KVR360 CAMERA」を展示

デュアルレンズ&センサーになった「4KVR360 CAMERA」

デュアルレンズ&センサーになった「4KVR360 CAMERA」

 コダックはフォトキナ期間中にプレスカンファレンスを開催し、360度全天周カメラの新モデル「4KVR360 CAMERA」を発表した。ただし、ブースではモックでの展示となっていた。

横から見ると前後でレンズの膨らみが違うのがわかります

横から見ると前後でレンズの膨らみが違うのがわかります

本体上部には録画ボタンとディスプレーを装備

本体上部には録画ボタンとディスプレーを装備

 4KVR360 CAMERAはこれまでのモデルと違い、レンズとセンサーを前後に2つ搭載し、スティッチングで全天周写真および動画を作成。最大4Kでの撮影に対応している。

 レンズは前面が155度、背面が235度と異なった画角なのがポイント。前面だけで広角撮影といった使い方も想定しているそうだ。発売時期は価格は未定となっています。

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