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アイドルマスターライブの魅力をVRで満喫!

アイドルマスターシリーズ初のVR作品「ビューイングレボリューション」体験レポ

2016年09月13日 20時00分更新

文● 岩倉隆史(わっくP) 編集●南田ゴウ 撮影●たかはしP(敏腕)

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アイドルの個性あふれる振り付けに注目!

 本作は、楽曲ごとに登場するアイドルが固定されている。なぜかというと、同じ楽曲でもアイドルひとりひとりを改めて別々にモーションキャプチャーしており、「振り付けの個性」を追求した形になっているからだ。アイドルの組み合わせを変更できない点は若干残念だが、そのぶんモーションにはこだわっているとのことなので、何度もライブを鑑賞して、それぞれのアイドルの個性を楽しんでいこう。

うにゃうにゃと猫っぽい振り付けを見せるみくにゃん

めっちゃ元気よく飛ぶみりあちゃん。天使か

コンサートライトはライブ中に切り替えられる

 ライブの応援に欠かせないコンサートライトは、左右の手にそれぞれ4本までセット可能。どの色をどのように組み合わせるかは、事前に設定画面で10セットまで登録しておける。

 ライブ中はこのセットをボタンひとつで切り替えられるので、「最初は特に応援したいアイドルの色を単体で振り、盛り上がってきたら複数持ちに切り替える」といった自分なりの演出も可能だ。周囲の観客も思い思いのコンサートライトを振っているので、そういった部分に注目してもおもしろいだろう。

 なお、コンサートライトの操作はモーションコントローラーである「PlayStation MOVE」のほか、標準コントローラーの「DUALSHOCK 4」でも行なえる。ただし「DUALSHOCK 4」の場合は十字キーやボタンなどのデジタル操作となる。アナログスティックでの操作も検討されたそうだが、可動域が狭く、思ったようにコンサートライトを振るのが難しいためデジタル操作に落ち着いたとのことだ。

コンサートライトの設定画面。「PlayStation MOVE」1本での操作の場合、ここで設定した「利き手」でコンサートライトを持つことになる。個人的には、音楽との一体感を高めるために両手持ちをおすすめしたい

指と指の間にコンサートライトを挟む、いわゆる「バルログ持ち」も可能

メインメニューではアイドルのアピールも

 メインメニューには15人のアイドルがランダムで登場。個性あふれるセリフで楽しませてくれる。ボイスはすべて新規録り下ろしだ。

収録されている楽曲のPV風映像を楽しむこともできる

予約特典としてリストバンドが登場!

 公式のライブグッズに存在するプロデュースリストバンドが本作にも登場。ライブ中に身につけるファッションアイテムとして使用できる。予約特典として入手できるので要チェックだ。

 予約特典の「プロデュースリストバンド シンデレラガールズ」は、2016年9月13日~10月12日の予約期間中に「PlayStation Store」で予約購入するとプレゼントされる。

早期購入特典のPS4テーマがとても良い。良すぎる

 早期購入特典として、PlayStation 4のメニュー画面のデザインを変更できる「Yes! Party Time!! テーマ」が配布される。筆者は体験プレイの現場でこのメニュー画面が表示されたとき、あまりのかわいさと華やかさ、尊さに「ハッ……」と息を飲んでしまった。筆者は仮に発売日までにPlayStation VRが手に入らなくても、このメニュー画面のためだけにとりあえず購入だけはしておく覚悟だ。

新曲「Yes! Party Time!!」がメニュー画面のBGMとなる。2016年9月13日~11月30日の間の購入者が特典付与の対象だ

VRの可能性をビンビンに感じられる逸品

 体験してみるまでは正直なところ「本当にライブのように楽しめるんだろうか?」と不安な部分もあった本作だが、PlayStation VRとヘッドフォンを装着した瞬間にそれが杞憂だったとわかった。自分が明るいミーティングルームにいることなど忘れてライブ会場にいるつもりで周囲を見渡してしまうくらい、音・空間の広がりが感じられたからだ。その臨場感には、思わず「おお……」と声を漏らしてしまった。「未来」がついに訪れてしまったという感じがする。

 特に本作のパワーを感じたのは、体験中の楽しさもさることながら、体験終了後に色々な妄想が溢れてワクワクが止まらなくなったという点だ。

 たとえば現実的なところでは、曲の進行に従ってコンサートライトの色や持ち方を変える「小さな恋の密室事件」などの曲が収録されたら、コンサートライト切り替え機能を存分に生かせてさぞかし楽しいだろう。また、「DOKIDOKIリズム」の「助けてお姉ちゃん」に合わせて美嘉が駆けつけるといった、実際のライブでもあったような演出が見られたら最高に違いない。さらに自分で自由にセットリストを組んで、ライブを通しで楽しめるようになったりしたら……? 怖い! あまりにも楽しそうすぎて逆に怖くなってくる。

 あるいは客席からの「ファン目線」だけではなく、舞台袖や楽屋などを見られる「プロデューサー目線」のモードが追加されたら、といった想像も膨らむ。ちなみにスタッフの間では、ステージに立って客席から一身に「ヘン○イ!」コールを浴びる「ガミPモード」が話題にのぼったこともあるそうだ。

 「ガミPモード」は行き過ぎにしても、とにかく色々と「あんなことしたい」「こんなことしたい」という夢を持たせてくれる作品だ。この技術がどんどん進歩していったら、ライブ鑑賞の選択肢として「現地」「ライブビューイング」「Blu-ray」の中に「VR」が加わる日も来るのではないかという気さえしてくる。

 アイマスライブをこよなく愛するプロデューサー/プロデュンヌやVRに興味があるユーザーにオススメなのはもちろん、「アイマスライブって行ってみたいけど、どんな感じか分からなくて怖い」という方がライブを疑似体験してみるのにも良いツールかもしれない。「アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション」は、アイマスの今後に大いに期待したくなる作品だ。

※画面は開発中のものです


アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション
ジャンル VRアイドルライブ
配信日 2016年10月13日
ダウンロード価格 2296円(税抜)
対応機器 PlayStation VR専用
PlayStation MOVE対応
協力 舞浜アンフィシアター

※本製品はアイドルライブ鑑賞コンテンツです
※本製品のダウンロードにはインターネットへの接続が必要です


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