エプソンが家庭用インクジェットプリンター新製品を発表
カラリオのフラグシップA4複合機がフルモデルチェンジ
エプソンは9月1日、家庭用インクジェットプリンターの「カラリオ」、写真作品向け「カラリオ V-edition」、年賀状作成モデル「宛名達人」、そしてエコタンク搭載モデルの新製品を発表した。価格はすべてオープンプライス。
発売日は、カラリオのA3複合機「EP-979A3」、ベーシックモデル「EP-709A」「PX-049A」、宛名達人「PF-81-2017」が9月15日予定。カラリオのA4複合機「EP-879A」、カラリオ V-editionに新しくラインナップされたA4サイズ版「EP-30VA」、エコタンク搭載モデル「EP-M570T」が10月予定となっている。
A4複合機「EP-879A」はコンパクト&スタイリッシュ
内部構造見直しで超コンパクトに!
「EP-879A」はA4複合機のメイン機種。今回5年ぶりにフルモデルチャンジを果たした。コンパクトさと機能性の両立を目指し、紙送り機構やインクカートリッジのレイアウトなど、内部構造から見直しを図っている。結果、設置面積は買い換えの目安と言われる5~6年前の機種と比べて約42%縮小した(幅340×奥行340mm)。
画質においても、緑領域の表現力がアップする新しいインクとなっており、6色高画質のさらなる向上が見込める。また、Exif情報・プリンター名・印刷画質といった撮影情報付きの印刷も可能。ユーザーインターフェースも一新され、スマートフォンのような使い心地で操作できる。
カラーバリエーションはホワイト、ブラック、レッドの3色でマット調を基本としている。
写真作品向けプリンター「カラリオ V-edition」に
A4サイズ版の「EP-30VA」が新登場
写真作品を大量に印刷するプロやハイアマチュア層に向けたカラリオ V-editionに、A4サイズの「EP-30VA」が新しくラインアップされる。
インクはライトシアン、ライトマゼンダの代わりにグレー、レッドを採用した6色インク「Epson ClearChrome K2 INK」を採用。色再現領域が向上したほか、作品品質のモノクロ印刷が可能になった。EP-10VAで好評だった撮影情報付き印刷や補正一覧印刷などが行なえる「作品印刷機能」を標準装備している。
そして、L判1枚12.7円という低ランニングコストも実現。V-editionの特徴である“質とコストの両立”も引き継いでいる。
エコタンク搭載でもコンパクトサイズ「EP-M570T」
カードスロット搭載&フチなし印刷対応
低ランニングコストを求める個人事業主や小規模店舗などビジネス利用者向けのエコタンク搭載「EP-M570T」は、タンク形状を見直すなどしてコンパクトさを追求したA4サイズモデル。
大容量のタンク&ボトルは2年間インク追加購入不要(1ヵ月300ページ印刷する場合を想定)。圧倒的な低ランニングコストを実現するとともに、インク交換の手間を削減している。また、エコタンク搭載として新たにカードスロットを搭載したほか、フチなし印刷にも対応した。