ダイキン工業は8月12日、「日中の時間帯、30分間ならばエアコンをつけっぱなしにした場合のほうが電気代が安い」との調査結果を発表した。
同社が素朴な疑問を検証する『ダイキン 空気のお悩み調査隊』活動として、昨今話題となっている「エアコンをつけっぱなしにしたほうが電気代は安い」のか「こまめに切ったほうがよい」のかを実際に検証。大阪市内のほぼ同じ条件のマンション2部屋を使い、8月の猛暑日に実際にエアコンを「つけっぱなし」、「こまめに切る」を行なった。
実験の結果、日中の9~18時までの時間帯であれば、30分程度の外出であればつけっぱなしにしたほうが電力消費は抑えられるという。エアコンは基本的に運転を開始した直後の室内温度と設定温度の差が大きいときに電力消費が大きいことから、こまめのON/OFFではとく電力を消費してしまう。
実験の結果では、外気温が下がる夜間であればこまめに切ったほうが消費電力が少ないという結果となっている。ダイキンでは、トータルでの電気代は外気温など環境によって大きく左右されるため、必ずしもつけっぱなしが電気代が安いというわけでないものの、こまめにON/OFFした室内のほうが湿度が高くなりやすい。快適性も考慮して状況に応じて使わけることが重要としている。