このページの本文へ

日本MS、Windows 10の法人展開加速と新デバイス投入で新たな価値提供を目指す

2016年08月06日 10時00分更新

文● 小山安博、編集●ハイサイ比嘉

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Microsoft Edgeで拡張機能をサポート

 WebブラウザのMicrosoft Edgeでは拡張機能をサポート。必要な機能は人それぞれという観点から、マウスジェスチャーや翻訳機能などを追加できるようになるなど、使い勝手を向上させるアップデートが追加された。

Edgeには拡張機能が追加

例えばマウスジェスチャー機能

細かいところでは、タブのピン留めやお気に入りの並び替えなどに対応し、使い勝手が向上した

生体認証Windows Helloの機能を拡充

 PCのログイン時に生体認証を使うWindows Helloでは、新たにストアからのアプリやコンテンツ購入の際の認証でも利用可能になった。また、EdgeではECサイトなどから何かを購入する際、IDやパスワードを入力する代わりに生体認証を利用できるようになった。これはFIDOと呼ばれる国際的な規格に対応したことで実現。日本でもNTTドコモがFIDOをサポートして、スマートフォン版のサポートサイトのログインなどで生体認証を使えるようにしており、一部で広がり始めている。ブラウザやサイト側の対応が必要で、マイクロソフトでは今後GoogleのChromeブラウザなどにも対応を促していきたい考えだ。

指紋や顔を使った生体認証のWindows Helloは、アプリの購入やEdge経由でのECサイトでの購入などでの認証として利用できる

ユーザーをアシストする機能を盛り込んだ「Cortana」

 パーソナルアシスタントの「Cortana」は、日本語の発音がより自然になったほか、機能も向上。質問と回答を繰り返して最終的な回答を行うマルチターンも対応。日本の鉄道路線の遅延情報、為替に基づく通貨換算なども提供し、よりユーザーをアシストする機能を盛り込んだ。

Cortanaの音声の進化

Edgeで文字列を選択して検索する場合も使われるのはCortana

アドレスバーからの検索では、入力された文字列から推測して、この場合は企業の株価を提案している

Cortanaで飛行機の便名を入力すると現在の運行状況が表示され、路線名を検索すると遅延情報が確認できる

旅行に行きたい、自然の中で、できるだけ遠くに、といった会話を行うことで、最終的にマウイ島の旅行が提案された

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン