サブ機を買って並べてみたら見開きに
画家 で、これはメインツールになり得ると確信したわけですよ。それで最初は1枚でやっていたんですけど、仕事に投入すると決めたら、オレのポリシーとして、必ず代替機を用意するということになってですね。
四本 ああ、トラブルの際にね、そこは大事ですね。プロとして。写真の人も必ず同じカメラ2台用意しているもんね。
画家 速攻で同じ環境で使えるというのが、いままでの経験上、間違いなくストレスのない方法になるので。
四本 ホントそうだねよえ、おかげでゆうべ寝てないんだよ。MacBook Airにコーヒーこぼしてさ。
画家 あらま。
四本 動かなくなったのね。でも逆さにしたら動くからさ。
画家 わ、そこで電源入れたんだ。
四本 ほんとみなさんやめてくださいね。それで普通に仕事して寝てたら、ピコーンピコーンって机の方から音がするわけ。
画家 そこで寝るからですよ。寝ちゃダメでしょう。
四本 誰かがときどき変なキーボードを押している感じで、なんか呼んでるわけ。
画家 苦しかったんだね。拭いてちゃんと乾燥させてねって。
四本 その後、あれこれやって普通に使えるようにはなったけど、まあおかげで寝不足。
画家 ほら、だからね、必ず2台用意しておくんですよ。それでもデータ飛んじゃったりするからね。オレのある時期のデータ、まるごとごっそりなかったりするから。
四本 それでも、やれることはやっておきましょうと。で、前置きが長くなりましたが、iPad Proをもう1台買ったと。
画家 最初はサブ機にするつもりでね。でも今年に入って漫画っぽいものを描くことになって、iPad Pro 1枚に見開きをマウントすると小さくなりすぎるから、どうしたものかなと。ん、ちょっと待てよ2枚あるじゃんと。それで2枚並べてみたら、これ見開き漫画じゃんと。こっちを見ながらこっちを描ける。描き込みも合わせられる。素晴らしい。
四本 ちょっとさ、この記事Apple大喜びじゃないか。広告料もらいに行こうか、西牧くん。
画家 あ、でもね、Apple Pencilには問題があるんだ。
四本 おっ、いいねえ、問題。広告記事じゃないところを見せつけてやろうぜ。
画家 早くどうにかして欲しいんだけど。
西牧 と、いいところで次回に続きそうな雰囲気になんですが、この方はもしかしてもしかするんですか?
四本 あれっ、まだ紹介してなかったっけ?
寺田 マスク取った写真もあったほうがいい?
ぎゃー! 本当は最初からわかっていましたが、やっぱり寺田克也さんでした! ありがとうございました!
さて、ここで寺田さんからお知らせです。来る7月23日(土曜日)長崎県伊王島海水浴場で行なわれる「ブルーフェス2016〈四龍祭〉」に、寺田さんはライブドローイングで参加されます。長崎の離島四島を巡り、それぞれの島のインスピレーションから、ふすまに龍の絵を描く「寺田克也 四龍プロジェクト」の一環。これまでに池島、高島、端島(軍艦島)のドローイングは完成。今回の伊王島は、その最終章ということです。ライブで音楽と描画が楽しめるほかにないイベント。近隣にお住まいの方や「そうだ長崎いこう」と突然と思い立った方はぜひどうぞ。
それから寺田さんは、7月22日から六本木ヒルズで始まる「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」に、日本の漫画家として参加します。フランス語圏の漫画「バンド・デシネ」は、「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」に次ぐ第9の芸術と言われており、その日本における展覧会ということです。これもお見逃しなく!
そして次回は、気になるApple Pencilの問題と、寺田さんのiPad Pro 2枚環境使いこなし術についてお伝えします。お楽しみに!
