Google Japanは今日13日、車載インフォテインメントシステム(IVI)と連動するアプリ「Android Auto」を日本国内で提供を開始した。Playストアから無料でダウンロードできる。

Android Auto 担当プロダクトマネージャ ダニエル・ホーリ氏
同じジャンルのサービスではApple CarPlayが先行しているが、Googleもとうとう日本市場へAndroid Autoを投入した。対応OSはAndroid 5.0以降とのことで、比較的新しいAndroidスマホに限られるものの、USBケーブルで車載システムと接続することでスマホのアプリを車載モニターに映し出すことができる。操作は基本的に音声で行ない、車種によってはスイッチなどを操作して音声認識モードにする。
Android Autoでできることは、Googleマップを利用したナビ、連絡先への電話、音楽再生、メッセージの送信など。これらはすべて音声操作が可能で、メッセージアプリはGoogleが用意したもののみになるが届いた文章を読み上げてくれて、音声で返信できる。音楽再生に関してはGoogle Play MusicやAWAといったストリーミングサービスに対応するほか、スマホ本体に保存してあるローカルの音楽ファイル再生も可能だ。
40以上の自動車メーカー、そしてカーナビなどの車載器は100モデル以上も対応するとし、今後、対応モデルが続々と発売される予定。Android Autoのアプリは誰でもダウンロードできるのだが、自動車側、車載器側が対応していないと使えないので、今後自動車やカーナビなどを購入する場合は対応モデルかどうかを事前にチェックしておこう。
今回、Android Autoに対応したアウディのQ7に試乗させてもらったが、音声認識の精度は高く、ストレスなく動作していた。今後はサードパーティー製のアプリも動作するようになるとのことなので、対応車種や機種が増えてくれば、より盛り上がっていくことだろう。
