シングルシステムで最大24PBに。フラッシュに最適化されたバックアップ/アーカイブ製品も
「HPE 3PAR StoreServ」7.68TB/15.36TBの大容量SSDに対応
2016年06月20日 06時00分更新
日本ヒューレット・パッカード(HPE)は6月16日、「HPE 3PAR StoreServ」ストレージファミリー全体を通じて、新たに3D NANDを採用した大容量SSD(7.68TBと15.36TB)に対応したことを発表した。同時に、フラッシュに最適化されたバックアップ/アーカイブ管理製品も発表しており、“オールフラッシュデータセンター”戦略をさらに加速する。
3D NAND SSDへの対応により、HPE 3PARフラッシュストレージは、シングルシステムで最大24PB(7.68TB SSD時)のSSD容量が利用可能となる。HPEによると、2年前と比較して3PARのフラッシュ密度は16倍向上し、ギガバイトあたりのコストは40%低廉化しており、「業界最高の密度と拡張性を誇るオールフラッシュアレイ」になったとしている。
また「HPE StoreOnce Recovery Manager Central(RMC)」は、アプリケーションデータのスナップショットを、3PARフラッシュストレージから重複排除バックアップストレージ「HPE StoreOnce」にシンプルかつ高速に転送する。これにより容量用件が95%以上軽減される。なお、今回v3.0となり、RMCの連携アプリケーションが拡充された。既存のVMware、Microsoft SQLに加え、Oracle Database、SAP HANA、3PAR File Personaに対応した。
3PARフラッシュ対応のアーカイブ製品として「HPE StoreEver Archive Manager」も提供される。同製品がファイルデータをテープにオフロードすることで、データ保持コストを削減しつつ、アーカイブしたデータへの透過的なアクセスを実現する。
希望小売価格(税抜)は、HPE 3PAR StoreServ用7.68TB SSDが604万円から、StoreEver Archive Managerソフトウェアが138万円から、StoreOnce Recovery Manager Central v3.0が10万円から。