SIMカードを入れる公衆電話機ってなに!?
Equatelが出展していた公衆電話は、よくみるとアンテナらしきものが本体の上に立っています。これはGSM回線を使う公衆電話で、東南アジアやアフリカの国でもよく使われています。電源さえあれば設置できるので、発電機や太陽電池と組み合わせて僻地などで使われることも多いとのこと。でも、この手のものは10年以上も前から複数のメーカーが製品化していて、珍しいものではありません。
しかし、Equatelの製品は本体の下部にSIMスロットを備えているのです。つまり、ここに切り離す前の大きい台紙のまま、SIMを入れて使うことができるのです。ということは、自分の携帯電話の電話番号を公衆電話で使えちゃうということでしょうか? 実はそこまでの機能は無く、SIMは料金支払いに使うとのこと。たとえば、SIMに残高が入って入れば、それをテレフォンカードのようにしてこの公衆電話型携帯電話に挿入して通話することができるというわけです。
CommunicAsiaのお姉さんは少なめ
ところで、イベントにつきものの美しいコンパニオンのお姉さんたちですが、CommunicAsiaの会場ではあまり見かけることはありません。一部の企業で見られる程度で、全体的には地味なイベントと言えるかも。でも、ちょっと大きい企業ならば製品紹介イベントの時に、コンパニオンさんやダンサーなどが出てきて簡単なショーをやってくれることもあります。
とはいえ、シンガポールのコンパニオンさんたちはちょっと大人びているというか、COMPUTEXのように笑顔を振りまいてくれないのがやや残念なところです。ショーが終わっても、すぐにステージ裏に戻ってしまうので撮影するのも大変です。
モバイルバッテリーがPRの一手段になる?
CharsServiceが展示していたのはモバイルバッテリー。モバイルバッテリーなんて、いまや数百を超える種類の製品が販売されています。でも、CharsServiceはそのモバイルバッテリーを無料にしてしまうソリューションを開発したのです。
「完全無料バッテリー」の秘密は広告にあります。CharsServiceのソリューションを組み込んだモバイルバッテリーをケーブルでスマホに接続しても、すぐに充電は始まりません。その代わりに、スマホの画面には広告が表示されるのです。その広告をタップして広告先のウェブページが表示されると、スマホの充電が開始されるのです。つまり、広告を見て欲しい企業がCharsServiceのソリューションを搭載したモバイルバッテリーを買い取り、それをタダで配ることも可能になるわけ。
広告を見るためにデータ通信がオンになっている必要はあるものの、モバイルバッテリーが無料でもらえるのならそれくらいは我慢できますよね。日本企業とも提携したそうなので、無料バッテリーが実際に配られる日を楽しみに待ちたいところです。