アタッチメントはレンタルが主流
―― タグチ工業さんはもともとなにをされているんですか?
田口(博) 重機の先端に取り付けるアタッチメントを製造しているメーカーです。
―― 重機って1台まるまる作っていると勝手に思っていたのですが、アタッチメントだけ作るということをしているんですね。
田口(詠) そうですね。
―― 作ったアタッチメントはやはり重機メーカーに卸すんですか?
田口(博) この業界、いま流れが変わってきていまして、レンタルが主になっています。レンタル屋さんに買っていただいて、そのレンタル屋さんが解体屋さんに卸して、たとえば1週間使ってもらって戻すという流れです。うちでも「バケットランド」「ガジランド」という屋号で、アタッチメントをレンタルしています。
―― 買い切りじゃないのが驚きですね。アタッチメントのほかはなにかやられているんですか?
田口(博) アタッチメントがほとんどですが、ほかのレンタル屋さんが持っていない重機、あまり世に出ていないような特殊機もレンタルしています。解体現場・建設現場、土木・解体、災害時には災害復興に関わるものを提供しています。
腕を動かし、走らせるのが次の目標
―― 最後に。SUPER GUZZILLAは次どうなるんですか?
田口(博) あれは2号機にするか……、それかいまのをちょっと改造するでしょうね。さきほどお話したとおり、ジョイスティックと腕の連動とか。ハッチが透明じゃないので運転ができないとか。
―― たしかにそうですね。ただハッチは透明にするより、空中にスクリーンが出て前が見えるようにした方がいいんじゃないですか?
田口(詠) それすごく言われます(笑)
田口(博) いま電気は工場から引っ張ってきているので、それじゃあコードの長さまでしか走れない。なので、油圧で電気を起こすシステムを考えようとしています。システムができたら改造したいなあと思っているところです。