PCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』から、面白いゲームを発掘して紹介するレビュー連載。第34回目は、巨乳でメガネでムチムチなお姉ちゃんが大暴れする3Dアクション『SMASHING THE BATTLE』を紹介する。
ゲームの説明はさておき、とりあえず言いたいことは「Steamもすごい時代になったな」。まさかこんなパイオツカイデーのチャンネーが暴れるだけのゲームが発売される日がくるなんて、夢にも思わなかったぜ。
SMASHING THE BATTLEを買ったスチーマーは、その日から不知火舞もビックリの乳揺れとわがままボディの肢体を楽しめるんだゾ。うん、これそういうゲームだから。筆者がそういう趣味なんじゃなくてこれ開発者の趣味だから。そこんとこ夜露死苦!
ターゲット層を考えた日本語対応
SMASHING THE BATTLEはターゲットユーザーのことを考えて、きちんと日本語に対応している。ローカライズされた文章にもおかしなところはなく、まるで日本産ゲームのように安心してプレイできる。
そのほかの対応言語も英語、フランス語、ドイツ語のため「ああ……、なるほどね?」と感じなくもない。ちなみに開発者は韓国の方。よく分かっている人だなぁ。
ハッキングされたビルから脱出せよ!
ゲームはビル内部で爆発が起きたところから始まる。どうもビルのシステムがハッキングされ、作業用ロボットたちが従業員たちを攻撃しているという。
主人公(ヒロイン)はそんなビルから怪我をした先輩を脱出させるべく、ビルのコントロールパネルを目指してロボットがウジャウジャいる通路を駆け抜けていくことになる。
このセキュリティチーム用の安全スーツを着て!
って、これのどこが安全スーツなのだろうか? 大事なところが強調されてるし太ももむき出しだし、お前はドラゴ○クエストの戦士か!
などとイロイロ突っ込みたくなるが、よく考えたら最近のゲームの女性キャラクターの衣装はだいたいこんな感じだった気がする。突っ込みたくなってしまうのはわがままボディのせいだな。
歩くたびに乳が揺れるッ!
それでは読者の皆さんが気になっている内容を紹介していこう。ゲームはステージ制になっており、ストーリーモードではそのステージの最後にいるボスを倒せばステージクリアとなる。
アクションは通常攻撃にくわえ、スキル(必殺技)、回避、回避中のみ使用できる攻撃などが用意されている。操作はキーボードでも行えるが(マウスには非対応)、できるかぎりコントローラーの使用をオススメしたい。
なぜならSMASHING THE BATTLEはお姉ちゃんを眺めるゲームとは言えどもアクション性が高く、キーボード操作では難易度が格段に上がってしまうからだ。
ステージの内部は部屋と廊下に分かれており、部屋に出現するロボットを全て倒せば次の部屋を進む廊下への扉がアンロックされる。廊下は部屋と部屋をつなぐ存在だが、まれにこの廊下でも敵が現れることがある。
単純に出てきた敵を全部叩くだけなのだが、主人公の乳が……揺れるッ!歩くだけでも揺れる、待機中もムダに上下して揺れる、必殺技を使えばもちろん揺れる。なんだこのご褒美は! 最高じゃないか!
オーバードライブモードでスーツを脱ぐ!
さらにオーバードライブモードを発動すればスーツを脱ぐ。
もう一度言う。スーツを脱ぐ。
何を言ってるのか分からねーと思うが、オーバードライブモードになると「安全スーツのエネルギーが身体に入る」のだ。そして、攻撃力がアップする。
その代償としてスーツが脱げてしまい、防御力が低下する。いわゆる攻撃力アップ&防御力ダウンだ。
ボスの相手などで一気に片付けてしまいたいときは有効だが、その反面、ボスの強力な攻撃で一撃でやられてしまう恐れもある。
使いドコロが難しいオーバードライブモードだが、別に使う必要がない場面でもたびたび使ってしまうのは何でだろう?
ステータスを強化
そんなこんなでステージをクリアすると、プレイヤーやスーツのアップグレードに使用できる“コイン”と“パーツ”が手に入るぞ。
とくにスーツをアップグレードすれば強さだけではなく見た目も変化するため、プレイヤーキャラを眺めてれば幸せな人にとってはたまらない。
アップグレードに必要なコインやパーツはステージクリアに失敗しても入手できる仕様のため、欲しいスーツもいつかはアンロックできるのである。
ちなみにメニュー画面では安全スーツを外した主人公の姿を楽しむことができる。
さらにさらに、本作にはマリー・ルーシーちゃんなるツインテール眼鏡っ子も登場するのだ。
と、ここまでエロ方面を強調してきたが、本作にはゲーム性もそれなりにある。
アップグレードに必要なコインやパーツを多く稼ぐには、各ステージでパーフェクト評価を出すことがいちばんだ。パーフェクトを出すには、“大量虐殺回数”、“最大連続KILL”、“回避成功回数”のそれぞれを一定回数以上こなさなければいけない。
大量虐殺と最大連続KILLを稼ぐにはスキルを使い方が重要だ。そしてそのスキルを使うのに必要なSP(スキルポイント)は、敵の攻撃を直前で回避すると増える仕組みになっている。
つまりスキル使用→減ったSPをギリギリ回避で回復→スキル使用を繰り返すのがパーフェクトへの近道だ。文章にすると単純な流れではあるものの、これを実際にやるとなるとそれなりのプレイヤースキルを要求される。
何も考えずにただ武器とおっぱいを振り回すのではなく、きちんと立ち回り方を考えて動かなければパーフェクトは取れないようになっている。
そもそも本作の価格がわずか1180円であることを考えると、値段以上に楽しめる1本だ。ASCII読者の男性諸君には胸を張ってオススメしたい。
SMASHING THE BATTLEの推奨動作環境は?
最小システム要件にGeForce GTX450とかなり古めのエントリーGPUが指定されていることから、現行のCPU内蔵GPUでも動く負荷と考えられる。最小に比べて推奨がGTX760と大幅にアップしているので、製作者からの「揺れを堪能するなら高画質で」というメッセージが隠されている気がしないでもない。揺れがカクつく、なんて状態は絶対に許されないのでフレームレートは上げておきたい。
画質設定には、クオリティが“Fast”と“Good”の2種類がある。Core i7-3770(3.4GHz)、GeForce GTX960を搭載するPCで試してみると、good設定でフレームレート上限の60fpsに張りついた。
『SMASHING THE BATTLE』
●STUDIO HG
●1180円(2016年5月16日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows
ジャンル アクション、カジュアル、独立系開発会社
ALL RIGHTS RESERVED. 2016 STUDIO HG. SMASHING THE BATTLE
■著者:篠原修司
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
・Twitter:@digimaga
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