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コアメンバー同士がコミュニティ活動について熱く情報交換

JAWS-UG、海を渡る!韓国のAWSKRUGと勉強会を共催

2016年06月01日 15時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 写真●JAWS-UG

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JAWS-UG代表の立花さんが語る活動の現状

 チョンさんに続いて登壇したJAWS-UG代表の立花拓也さんは、まずAWSKRUGのメンバーがJAWS DAYSなどで登壇してくれたことに熱い謝辞を述べた後、JAWS-UGの活動について振り返った。

JAWS-UGの活動について説明するJAWS-UG代表の立花拓也さん

 現在、JAWS-UGは地域ごと、技術ごとに各支部が独自に活動しており、支部の数は全国で50以上に上る。「平均すると毎月20~30くらいのイベントが行なわれている」とのことで、ご存じの通り活動は非常にアクティブ。また、年に1回は1000人以上の規模で行なう「JAWS DAYS」を東京で開催しているほか、地方都市が持ち回りでやっている「JAWS FESTA」、6月のAWS Summitのナイトイベントなど、全国規模でのイベントも運営している。JAWS-UGの運営は各支部の活動をまとめるチームのほか、AWSとの窓口となるチーム、メディアとの窓口になるチームが存在しており、SlackやBacklog、Googleドキュメントなどのクラウドサービスを使って全国規模で連携しているという。

全国に50以上の支部を持つJAWS-UG

 もともとJAWS-UGは東京リージョンが上陸する前、mixiのグループからスタートしている。2009年当時は、DynamoDBやIAM、Route53、シンガポールリージョンもまだなかった時代。当初は東京を中心に活動を行なっていたが、2010年頃から地方支部が立ち上がる。そして、2011年に東京リージョンがスタートして以降、支部はどんどん地方に波及し、インフラエンジニアのみならず、開発者や他のコミュニティの人たちの参加も増えてきたという。

 2015年以降は地方支部の展開が一段落し、今度は都内を中心に専門支部が増えてきた。扱うテーマとしてはIoTやサーバーレス、コンテナ、FinTechといった技術的なトピックのほか、リモートワークなどの働き方を扱う勉強会も現れている。「当初はAWSのエバンジェリストが勉強会に出張って講師をしていたが、最近では支部のメンバーが講師をして勉強会をするようになってきた」(立花さん)というのも特筆すべき点。現在は参加者もエンジニア以外に拡大しており、情シスや経営者層、さらにJAWS-UGで初めてコミュニティに参加するという人も増えている。

 立花さんはJAWS-UGのカルチャーについても紹介した。たとえば、JAWS-UGにはサメのイラストをあしらったロゴが用意されており、支部ごとにカスタマイズできるようになっている。各支部がこだわってロゴを作っているのもJAWS-UGならではのカルチャーだ。

ご存じサメをあしらったJAWS-UGのロゴ

ピンクのクラウド女子会のロゴ

温泉をあしらい地方らしさ満載のJAWS-UG大分のロゴ

男の子っぽいかっこよさが半端ないSecurity-JAWSのロゴ

 また、全国規模のイベントでは必ずTシャツを作るほか、CDP(Cloud Design Pattern)を活用した「AWS麻雀」、「AWSかるた」なども用意されている。真面目に勉強するだけではなく、楽しく活動するためのノウハウがJAWS-UGには数多く蓄積されているわけだ。

イベントのときにはTシャツが作られる

イベント時に登場するAWS麻雀も紹介

 立花さんの講演が終わると、JAWS-UGの活動についてAWSKRUGから数々の質問が飛ぶ。「日本のクラウド普及率は?」「JAWS-UGの規模はどれくらい?」「他のコミュニティも地方支部があるのか?」「JAWS-UGの代表はどうやって決まるのか?」「イベントでコンテンツがなくなることはあるのか?」「参加者が関心を持っているコンテンツは?」といった具合だ。日本のメンバーはそれぞれの質問に丁寧に答え、コミュニティの運営についてのノウハウを共有した。

 両者がお互いのコミュニティ活動を説明した、1日目のCommunity Dayは終了。その後、参加者は近くのプルコギ屋に出向いて、懇親を深めた。2日目のTech Dayのレポートは別途掲出する。

イベントも終わり、ソウルの楽しい夜がふけていく……

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