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320×360ドットを1単位にスケーラブルに拡張可能

ソニー、超微細LEDを用いた新ディスプレーデバイスを開発

2016年05月19日 19時00分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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CLEDIS技術を採用したディスプレーシステムのイメージ

 ソニーは5月19日、微細なLED素子を光源とする独自の高画質ディスプレー技術CLEDISを開発したと発表した。複数並べることでスケーラブルに大画面モニターを構成できる。

 CLEDIS(クレディス)は1画素にR/G/Bの3個を1組とするLED素子を用いる表示技術で、1画素の光源サイズは0.003mm2、最大120fpsの表示が可能。2012年に発表したCrystal LED Display技術を元に開発を進めていた。LED素子を工夫し、ほぼ180度という広い視野角、色域はsRGB比(u'v')約140%を実現。最大最大輝度は約1000cd/m2、コントラスト比が1000000:1以上。

光源サイズ約0.003mm2。黒が占める面積が99%以上なので締りのある高コントラストな映像が可能 

 1ユニット(320×360ドット×RGB)が403×453mm。スケーラブルに拡張できるのが大きな特徴で、1つのディスプレーコントローラーで72ユニットを駆動して3840×2160ドットの表示が可能。コントローラー×2、144ユニットを使えば8K×2K表示が行なえる(横9.7×縦2.7mサイズとなる)。

 ディスプレーユニット「ZRD-1」とディスプレーコントローラー「ZRCT-100」で構成され、2017年1~3月頃に発売する。価格はオープンプライスで、医療用途や博物館、管制室などをはじめとして工業デザインや建築デザインなど幅広い用途に提案してゆくとしている。

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