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手持ちの自転車を電動アシスト化する前輪「GeoOrbital」

2016年05月11日 09時30分更新

文● 南田ゴウ

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 坂が多い地域などで役に立つ自転車の電動アシストですが、手持ちの自転車に後付けできるデバイスが少ないのが難点。電動アシスト自転車に買い替えるのにもコストがかかるうえ、複数台持ちにしようと考えると、自転車の置き場所も考えないといけません。

Kickstarterで資金調達中の「GeoOrbital」

 クラウドファンディングKickstarterで資金調達中の自転車用前輪「GeoOrbital」は、手持ちの自転車の前輪と入れ替えることで即電動アシスト化できるのが魅力。アーリーバード枠はすでに完売しており、現在の価格は699ドル(約7万6000円)。日本までの送料は+140ドル(約1万5000円)。

 「GeoOrbital」の取り付けは非常にシンプルで、前輪のクイックリリースを外して入れ替えるだけ。最大アシスト速度は時速32キロ(20マイル)で、1回の充電で6Ahバッテリー搭載の26インチモデルは漕がずに最大約19km(12マイル)進めるほか、漕ぎながらだと約48km(30マイル)までアシストが得られます。28、29インチ、700cモデルは10Ahバッテリーを搭載し、漕がずに最大32km(20マイル)、漕ぎながらだと最大80km(50マイル)利用可能。回生ブレーキ機能も搭載しています。残念ながらディスクブレーキの自転車では使えません。

 タイヤはパンクしないソリッドフォームタイプで、ホイール中央部のユニボディーに装着するバッテリーにはUSB充電ポートを用意。スマホやライトなどを充電できます。気になる重量はマウンテンバイク用の26インチモデルが17ポンド(約7.7kg)、700cモデルは20ポンド(約9kg)と重め。思わず二度見するレベルの重量増なので、装着時は街乗り用と割り切った使い方がよさそうです。

 漕がずに進めるため残念ながら日本の公道では利用できませんが、手持ちの自転車を超お手軽に電動アシスト化できるのは魅力的。日本の交通法規に対応した類似アイテムが出ると楽しそうですね。


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