一方で、レンズの性能という超えられない魅力も
Mevoは、手頃になった4Kカメラとライブ配信の課題を組み合わせて、ソフトウェアの力で解決した、そんなアイディアが詰まったカメラです。
筆者の場合、ライブ配信もするかもしれませんが、映像収録→YouTubeで公開、という手段の方が多くなりそうです。いずれにしても、手元に届くのは7月頃の予定ですので、また色々と試してみたいと思います。お楽しみに。
一方で。
筆者は昨年10月にカメラをニコンの一眼レフ+オリンパスのミラーレスの2台体制から、富士フイルムのミラーレス1台体制へと移行しました。持ち物が少なくなるし、画質も満足しているし、すで何ヵ所もの取材にも役立てています。F値2.8からと明るい標準ズームレンズの画質も素晴らしいし、アナログの道具っぽい操作方法も気に入っています。
が、富士フイルムのユーザーの多くは単焦点のレンズを楽しんでいるというではありませんか。広角から標準のほとんどの単焦点レンズがF値1.4かそれより明るく、評価が高いのも気になっています。これらのレンズで写し出された写真を見ると、iPhoneだけでなく、筆者の手元のズームレンズのそれとはまったく違う世界。
デジタルはデジタルですが、そのメリットを思い切り生かす魅力もあれば、アナログの技術でしか表現できない魅力もまた、残り続けていることを改めて感じさせてくれます。難航しそうなレンズ選びについても、決めたらまた、お知らせしたいと思います。
筆者紹介――松村太郎
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura
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