運用管理にはキヤノンの「in Campus Device」を利用
また、vThriiの管理・運用についてはキヤノンITソリューションズ製のソフトウェアを利用しているとのこと。こちらについて調べてみると、文教市場向けのクライアント管理ソリューション「in Campus Device」が導入されていることがわかりました。
このソリューションは、端末利用状況の監視や電源管理、端末障害対応のフロー一元化、実行ジョブの管理などの機能を備えるほか、Macのブートイメージ更新やアプリケーション配信の管理機能もあります。
柴山教授にそのほかのMac導入のメリットを聞いたところ、アプリのインストールを挙げてくれました。管理運用上、学生向けのアカウントに管理者権限を渡すことはできないので、インストーラーでの組み込みが主流のWindowsでは自由にアプリをインストールできません。一方のMacは、インストーラーが不要で基本的にどのディレクトリーに置いても起動できるアプリケーションが多いので使い勝手がいいとのことでした。故障率についても低く、講義に支障をきたしたことはないそうです。
このようにかなりのMac推しの東大駒場キャンパスですが、Macが大学生協の推奨モデルに選ばれたのは意外にも2016年度からとのこと。実際に大学生協に陳列されているパソコンはMacのみでした。Surface Proなども販売されていましたが箱に入って置かれているだけ。さらに入口付近には「駒場モデルパソコンはMacです」というポスターまでありました。駒場モデルパソコンに選ばれているのは、13インチMacBook Air。ポスターではメモリー4GBになっていましたが、先週に価格据え置きのまま8GBに倍増したので、おそらく駒場モデルパソコンも8GBになると思われます。
なお現在、Appleでは新入学キャンペーンを実施中で、4月29日までに学生・教職員価格でMacを購入すると「Beats Solo2オンイヤーヘッドフォン」がもれなく手に入りますよ。