富士通「ESPRIMO WH77/WB」は、タッチパネルを採用した一体型PC「WHシリーズ」のカタログモデル。無段階にディスプレーの角度を調整できるのが大きなポイントであり、ウェブブラウジングからイラストの作成まで幅広い用途で利用できるのが利点だ。
前回はその外観やインターフェースを紹介した。今回はそのスペックをベンチマークを通してお届けしよう。
CPUはHaswell世代のCore i7-4712MQ
メモリーは増設可能
ESPRIMO WH77/WBの構成は、CPUが第4世代プロセッサーと呼ばれる「Haswell」のCore i7-4712MQ(2.3GHz、TB時3.3GHz)、メモリーはPC3L-12800 8GB、ストレージは2TB HDD。グラフィックスはプロセッサー内臓のIntel HD Graphics 4600。欲を言えばタッチパネルでイラスト作成や動画編集が直感的に操作できる点を考えたらグラフィックスは別途に搭載してほしいところだった。
メモリーは購入時で8GB1枚のシングルチャネルだが、底面の裏ブタを開けるとすぐメモリーが格納されている場所にアクセスできる。PC3L-12800 8GBの価格は秋葉原だと3800円程度(関連記事)。少ない投資で簡単にアップグレードできる。
PCMark 8によるパフォーマンスチェック
ベンチマークを計測し「ESPRIMO WH77/WB」のパフォーマンスを確認しよう。今回はPCMark 8の「Home」と、Windowsシステム評価ツールを利用するWIN SCORE SHAREで測定した。まずはPCMark 8の数値結果から。
結果はPCMark 8 Home Acceleratedが「2976」。WIN SCORE SHAREでは「4.9」という結果になった。このスコアは、ウェブブラウジングや簡単な写真・動画編集なら過不足なく行なえる数値。3Dグラフィックスを多用するゲームなどは画質を落とさないと遅延は発生するだろう。参考までに比較的低スペックのPCでも楽しめるオンラインゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークを測定してみたら、結果は「標準品質」で2468の「やや重い」。
子どものお絵かきにも利用できる
ファミリー向け「ESPRIMO WH77/WB」
「ESPRIMO WH77/WB」は、1人ぐらしの男性がガシガシと3Dのオンラインゲームや動画を楽しむというより、搭載されているNFCリーダーを介してのネットショッピングやディスプレーを倒してのイラスト作成や動画編集を楽しむPCと言える。スタイラスペンが付属されているので、お茶の間に設置してウェブブラウジングやVODコンテンツの視聴も面白いだろう。