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第2回国際ドローン展レポート

セコムドローンがヤバい「防犯飛行船」とか何その未来……

2016年04月22日 14時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 ここは近未来都市ネオサイタマ。上空には民間警備会社のドローンや防犯飛行船が飛び、違法薬物メンタイの取引を……ちがうここは千葉だ。正確には幕張メッセでわたしはアスキーの編集者、映像は4月20~22日に開催されている「第2回国際ドローン展」でセコムが展示していた「係留型セコム飛行船」だ。東京マラソン2016ですでに実用されていたらしいぞ。まったく知らなかった。

国際ドローン展 セコムブース

 全長約19.8m、最大径約5.65m。航続時間2時間以上、民間初の防犯用飛行船だ。侵入禁止エリアへの不法侵入、混雑時のトラブル、災害発生時の情報収集・解析などが主なサービス。地上に飛ばした「セコムドローン」と組み合わせることで威力を発揮するという。さらっと言ったがセコムはドローンを開発している。

セコムドローン

頑丈そうな機体

 セコムドローンは設備監視用に作られた防犯ドローン。レーザーセンサーが不審者や不審ドローンの侵入を検出すると、コントロールセンターに異常をしらせるとともにドローンを発信。レーザー・GPS・3Dマッピング技術をくみあわせて対象物に接近、映像を撮影してコントロールセンターに送信する。

 サイズは幅570×高さ225×奥行き570mm、重さは2.2kg。飛行高度は約3~5メートル。すでに国内・地方では導入している企業があるという。初期費用80万円、月額5000円から。将来的には自動巡回(パトロール)機能も備えたいという。決められたルートを巡回して異常があった場合に通知する。

 工場や施設のまわりをドローンが飛び、上空にはサーチライトをカッと光らせた飛行船。安全はわかるのだが未来が急に来すぎてちょっとついていけないところがある。とにかくすごい。

セコムドローンがとらえた映像



盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、記者自由型。好きなものは新しいもの、美しい人。腕時計「Knot」ヒットの火つけ役。一緒にいいことしましょう。Facebookでおたより募集中

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