Opera Softwareは4月20日(現地時間)、最新の開発者バージョンにてフリーVPN機能を搭載したと発表した。
最新バージョンはOpera 38(デベロッパー・バージョン)。無料で使えるVPN機能の搭載を大きな特長としている。Operaが提供する仮想IPアドレスを用いるため、国や地域、IPアドレスなどによって利用できなかったサービスやサイトにアクセスすることが可能になる。
Operaによると、世界インターネット人口の24%がVPNサービスを利用しており、その理由として、38%が「よりよいエンターテイメントへのアクセス」、30%が「匿名性のため」、28%が「自国ではアクセスが制限されたネットワークへのアクセス」などがある。また、22%が「自国では制限されたニュースへのアクセス」のために使用しており、無料ブラウザーであるOperaが無料でVPNを提供することは情報の平等性という点で大きなインパクトがあると思われる。
このほか、ネイティブな広告ブロック機能、スピードダイヤルの改善、個人のテーマ作成機能などが追加されている。Windows、MacおよびLinuxで利用できる。