「CE China」は2030年の32億人にフォーカス
2016年にスマホは世界で14億台出荷される!?「IFA 2016」は会場を拡張し9月2日開幕
2016年04月21日 17時15分更新
IFAは毎秋ベルリンで開催される世界最大のCE(コンシューマーエレクトロニクス)展示会だ。2016年は9月2日開幕だが、それに先立ち、世界55ヵ国から300人の報道関係者を集め、初めてのアジア会場・香港でプレスカンファレンスを行なった。
これは、IFAを主催するMesse Berlinが深センで開催する展示会「CE China」にあわせたものだ。
「IFA 2016」は1万平米もの増床が決定!!
まず、2015年のIFAの結果だが、ついに総面積15万平米を達成。海外からの2700人を含む5800人の報道関係者を集めた。総入場者数は24万人で、商談総額は47億ドル(約5200億円)でとすべて2014年を上回った。
2016年は「IFA Global Markets」という別会場を追加し、展示場の面積は1万平米広がり、さらに多くの企業やスタートアップ、IoT関連企業が参加する予定。基調講演にはBOSH/SIEMENSや、メルセデスベンツの会長が登壇する。
「CE China」でIFAも中国に進出
IFAによるCE China(中国深圳消費品及家電品展示会)は4月20日に香港のおとなり中国本土の深センで開幕した。
米国・ラスベガスで開催している「CES」や、スペイン・バルセロナのスマホの祭典「MWC」はすでに中国に進出しており、IFAも世界最大のCE市場=中国・アジアでの展示会実現を果たしたわけである。
深センは山根博士のレポートでもおなじみで、先端技術、とくにスマホの聖地でファーウェイやZTEも本社を置き、iPhoneをはじめとする世界のスマホの生産地でもある。
いまやスマホの秋冬モデル発表の場となっているIFAらしい開催地だ。今回は日本からONKYOが、欧州からは家電のSIEMENSやBOSH、高圧ウォッシャーのKARCHERが、米国からはAmazonが出展した。