新Xeon E5-2600 v4搭載など、7機種のサーバー新製品を発表
一方、x86サーバーの新製品として、ラック型、ブレード型、高密度型サーバーの7シリーズを発表した。
Xeonプロセッサ E5-2600 v4を搭載した製品では、前世代のサーバーに比べてCPUパフォーマンスで最大44%向上、コア数は22%拡大、メモリアクセスは12%高速化している。Hadoopパフォーマンスは最大23%向上、データ暗号化では30%の高速化を実現したという。
Xeon E5-2600 v4を搭載したのは、ラックサーバーの「System x3550 M5」および「x3650 M5」、2ソケットラック型サーバーの「ThinkServer RD350」および「RD450」、ブレード型サーバーの「Flex System x240 M5」、高密度型サーバーの「NetScale nx360 M5」の6シリーズ。さらに、Xeon E3-1200 v5を搭載した「System x3250 M6」も新たに投入した。
レノボ・ジャパン データセンターグループ事業本部DCG製品本部・武田香代子本部長は、レノボはx86サーバー市場でもっとも信頼性が高いという評価を得ていると語り、新製品の中核をなすSystem x3550 M5やx3650 M5は「高いパフォーマンスと信頼性、セキュリティ、拡張性を兼ね備えた製品」だとアピールする。
実際に、新製品のベンチマークテストでは、仮想化ワークロードをはじめとして6つの領域で世界最高水準のスコアを出している。「そのうち4領域ではナンバーワン。これはインテルの新プロセッサ発表当日に明らかになったものであり、IBM時代にはなかったこと。レノボに事業移管されてから、インテルとの協業関係が深まっていることを示すものだといえる」(武田氏)。
なお、今回の新製品発表とともに、インフラ製品管理ツール「XClarity」のバージョン1.1もリリースされた。「XClarity v1.1を提供することで、わずか6分でサーバーのデプロイメントを完了できる」(武田氏)。
「レノボは、ビジネス規模や運用スタイルにあわせたデータセンターのデザインを行うステージ1、ソリューションの最適化とデプロイメントを行うステージ2、クラウド連携によるステージ3、データセンターサービスのデプロイメントを行うステージに至るまでの様々なステージにおいて、それにあわせた製品を提供できるのが特徴。業界最大のラインアップを持つ最新技術を搭載した高性能、高品質のハードウェアから、サーバーを支えるソリューションやサービス体制を持っている」(上原宏氏)