スマホサービスで現地ガイドや相互言語学習が簡単にできる!
さて、いろいろ書いてきたが、こうした話は、言い方は悪いが「老害、ロートル(老頭児。中国語だ)の、昔はよかった話」だ。
今はスマートフォンとネットサービスの普及により、現地人と話す機会が減ったが、それはマイナス以上にプラス効果がある。
ホテル探しもレストラン探しも、自分にあったところを見つけて地図アプリで行けるようになった。ホテルが増える新興国の観光地で、本の旅行ガイドブックではとても対応できないし、全部のホテルを紹介できるほどページ数もない。
世界中でスマートフォンを持てる人々が、インターネットを利用しはじめたからこそ、新たに現地人と出会える手段も増えたのだ。
たとえば、日本を含むアジア9ヵ国でサービスが提供されている「meetrip」は、現地人がガイドとなって値段とコースを提示し、まるで友達感覚で案内してくれる。
外国人相手に案内をしたい人々がサービスを利用するから、中学生程度の英語が話せれば問題なく、知り合い作りもできよう。
また、「Language Exchange」で検索すれば、日本人は英語と日本語を使って日本語を教え、外国人は英語を使って外国語を教え、言葉を交換で教え合いたいという人を探すサービスが世界中で見つかる。
海外の現地で日本語学習者を探すのは非常に苦労するが、Language Exchange絡みのサイトで探せば、簡単に日本語学習者が見つかる。
日本で語学を勉強したいと思うほど日本に関心がある人は多くない。レアな⽇本(語)に興味がある人々と知り合うことにより、外国のことを現地目線で知ることができるだろう。
Facebookが中国を除き世界的に人気なので、こうしたサイトで互いに連絡がとれるようになった上で、その後Facebookで繋がることは多い。Facebookで繋がれば、その人をハブにして、そのまた友人と繋がることもできて、その後の渡航が楽しくなる。
ただし、インターネットが閉じかけていて、かつ英語が苦手な人が多い中国においては、直接「百度」でこの手のサービスを探したほうが利用者も多く効率的だ。
例えば「Language Exchange」に相当する「互相学習 日語」で百度で検索すると、日本語を勉強したい中国人を簡単に見つけることができる。
パソコンやスマホを手にした結果、日本のアニメを見て日本に興味を持つ人がいる。日本に興味がある外国人と知り合いとなれば、ネットでの見聞では体験できない貴重な知見を得ることができる。
海外への渡航が決まったら、ネットサービスを利用して知り合いを作ってから行ったほうが、旅はずっと楽しく深くなる。

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