今、静かなブームとなっているレコードプレーヤーを特集する第2回。今回は、おすすめ機種を厳選して紹介する。
アナログレコード初心者向けの親しみやすいモデルから、ガチなオーディオファンも納得の高級機まで、幅広いラインアップからピックアップした。
今回ピックアップしたレコードプレーヤー
なお、今回は実際に試聴も行なったが、そこではデノンのプリメインアンプ「PMA-2500NE」(実売価格 21万600円)と、ヤマハのブックシェルフ型スピーカー「NS-B330」(実売価格 3万7670円/ペア)を使っている。
デノンのPMA-2500NEはミドルクラスの上級モデルで、独自のAdvanced UHC-MOSシングルプッシュ回路を採用した80W+80Wのパワーアンプを備え、アナログ入力だけでなく、デジタル音声入力(光×2、同軸×2)、リニアPCM最大384kHz/32bit、DSD最大11.2MHzにまで対応するUSB DAC機能まで備えている。
アナログレコード再生にも万全の対応で、MM/MC切り換え型のPHONO入力を搭載する。今回はすべてのモデルがフォノイコライザーアンプ内蔵だったのでライン入力で試聴しているが、アンプ型のフォノイコライザーアンプの方が音質的には有利なので、こうしたPHONO入力を持つアンプを組み合わせる場合は、PHONO入力を使って接続した方が良いだろう。どちらの音質が優れているかを自分で聴き比べてみるのも一興だ。
スピーカーのNS-B330は、コンパクトなサイズの2ウェイスピーカーで、ツィーターには、黒色被膜処理アルミ振動板を採用した3cm口径のユニットを新開発。45kHzまでの周波数帯域を実現しており、ハイレゾ再生にも対応した広帯域設計となっている。
ウーファーは13cm口径のPMDコーンウーファーを採用している。また、ツィーターには、指向特性を家庭用として使いやすくし、部屋の不要な反射音の影響を抑えるウェーブガイドホーンを採用するなど、さまざまな工夫が加わっている。
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