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家庭電力ピーク時の外出を促進する取り組み

「地域共通ポイント」で「省エネ」は可能か?尼崎市で実践

2016年04月11日 06時00分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

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 尼崎市限定の地域通貨×節電ポイント「まいぷれポイント(ZUTTO・ECOまいポ)」が開始される。地域商店での買い物で利用可能な共通ポイントを、デマンドレスポンス(節電要請)に活用することで、地域経済活性化と電力削減の両立を図る狙い。

 全国195エリアで地域情報サイト「まいぷれ」を運営するフューチャーリンクネットワークと、まいぷれwithYOUが共同で「まいぷれポイント(ZUTTO・ECOまいポ)」を開始する。

 狙いは以下の通り。

 夏冬に電力使用がピークになる際、家庭での電気使用の半分以上はエアコンによるもの。そのため、1人1台のエアコン使用をやめ、商業施設や公共施設に出かけることで、電力消費の削減を図るという運動は環境省も推進している。

 本事業では、地域に「まいぷれポイント」を導入し、電力使用がピークを迎える時間帯に尼崎市域の人に対してデマンドレスポンス(節電要請)を行い、その時間帯に加盟店に出かけた人には、通常時の2倍のポイントを付与する。

 節電のためにエアコンを切る、貯まったポイントを地域商店で利用することで、地域経済活性化と電力削減の両立を目指すというもの。

「まいぷれポイント(ZUTTO・ECOまいポ)」と連動したデマンドレスポンスの流れ

 本事業は、尼崎市が進める「尼崎版スマートコミュニティ」に認定されており、特定の自治体全域にて省エネ・地域活性化を行うのは日本初の試みとのことだ。

 「尼崎版スマートコミュニティ」では、「快適で暮らしやすい低炭素まちづくり」を推進し、再生可能エネルギーなどを軸としたスマートコミュニティの構築と、市内経済の活性化につながるしくみについて公募。そこで「ZUTTO・ECOまいポ導入による持続可能な省エネ・地域活性化の取組み」が認定された。

 夏冬に実施されるデマンドレスポンスに先立ち、4月1日より尼崎市内の地域通貨ポイント「まいぷれポイント」の運用が始まっている。

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