魅力的なプランが目白押し
Build 2016で発表、Windows 10は夏に大きく進化する!
2016年04月03日 12時00分更新
Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
監視報告!
Windows 10は夏に大きく進化する!
3月30日から4月1日まで、マイクロソフトの開発者向けカンファレンスである「Build 2016」が米国、サンフランシスコで開催されていた。開発者向けの内容で、いろいろと大きなトピックが出ているのだが、まずはWindows 10にまつわる話題を報告することにする。
いよいよWindows 10の大型アップデートが夏にリリースされるようだ。目玉機能と言いつつあまり使われていない認証機能の「Windows Hello」や「第88回 Windows 10で「Edgeの拡張機能」はいつから使えるの?」でも触れたEdgeブラウザの拡張機能が使えるようになる予定だ。この2つは、遅すぎるくらいなので高い完成度で投入して欲しい。
コルタナもパワーアップする。現時点で1000以上のアプリが対応しており、昼食や交通手段の手配など、ユーザーの生活を予測して提案するようになる。特にスカイプとはディープに連携したデモを見せてくれて盛り上がった。PCやスマホなどすべてのデバイスで、ロック画面からコルタナを起動できるようになるので、一手間省けるのもうれしいところ。今はまだ業務には使えないが、どんどん進化していくなら、そう遠くないうちに、SF映画のように会話でPC業務を進められるようになるかもしれない。
マイクロソフトによると、現在7割以上の人が1日1時間以上ペンを使っているという。そこで、Windows 10では「Windows Ink」機能を新搭載する。現在タブレット端末が独自に対応しているような形ではなく、OS標準の機能でサポートするのだ。たった2行のコードの追加で、ペンに対応する様子をデモするなど、想像以上に力を入れて紹介していた。もし本当に「まったく新しいエクスペリエンス」が提供されるなら期待したいところ。
Windows 10とXboxの融合も大きなポイント。夏のアップデートで、「UWP」(Universal Windows Platform)とXbox Oneのアプリ開発環境が統合されるようだ。この施策でアプリ開発者達が戻ってくれると活気づくのだが、先行きは不明。様子を見守りたい。
また、Windows 10の普及は進んでおり、すでに2億7000万台にインストールされたという。しかし、最近は従来バージョンのユーザーにごり押しとも言えるアップデート攻勢をかけおり、その上でこの数字だと10億台を目指すのは難しいかもしれない。Windows 10 MobileやIoTでブレイクすればいいのだが……、Windowsスマホについては次回報告する予定だ。
これでズバッと解決!
Windows 10は夏頃に大規模なアップデートを予定している。Edgeの拡張機能や「Windows Hello」の登場、コルタナの強化、Xbox Oneとの融合など魅力的なプランが目白押しだ
Windows 10探偵団は毎週、月・水の午前9:00、日曜日の12:00に更新します。お楽しみに!
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