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ただしデメリットも多い

SNSで突然始まる動画がウザいならChromecast Audioが便利

2016年04月03日 12時00分更新

文● 四本淑三

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音楽を止めずに済むのが最大のメリット

 Chromecast AudioとBluetoothの大きな違いは接続する相手です。

 Bluetoothスピーカーは、スマホやパソコンと接続して、スマホやパソコンの音源を再生します。

 Chromecast Audioは、無線LANに接続して、ルーターを介して送られてくる音源を再生します。短絡した言い方をすれば、ネット直結型プレイヤーなわけです。

 たとえばGoogle Play Musicのような聴き放題サービスを聴くとしましょう。スマホから選曲してアプリの再生ボタンを押すと、スマホはChromecast AudioにGoogle Play Musicのサーバーと接続するよう命令します。そしてChromecast Audioは直接クラウドにある音源を再生するわけです。

Chromecast Audioに接続しているiOS版のGoogle Play Musicアプリ

 つまりスマホはオーディオストリームを受信しない。そしてスマホはChromecast Audioのワイヤレスリモコンの役割しか果たしていない。それによって生まれるメリットは、次のようなことです。

 Google Play Musicで音楽を聴きながら、ベッドやソファに寝そべり、タブレットでFacebookだのTwitterだのInstagramをめくっているとしましょう。私の毎日はだいたいそんな感じです。すると、そこにはエンベッドされた動画やリンクがそこそこな頻度で登場します。

 Bluetoothスピーカーだったら、それを観ようとするたびに再生中の音楽が止まってしまうでしょう。しかし、Chromecast Audioで再生している場合は、スマホが音源を受信して再生しているわけではなく、Chromecast Audioが受信し、そこにつながったスピーカーが鳴っているわけです。

 だからスマホが動画を受信して再生をはじめても、Chromecast Audioで再生中の音楽には影響しません。そしてスマホが受信した動画の音はスマホ内蔵のスピーカーで聴ける。

 それがメリットです。たったそれだけかと言われそうですが、おかげで私は今のところBluetoothに戻れていません。音楽のストリーミングサービスを使う時間も長くなったような。ブラウズ中に音楽が止まるのが、今までどれだけストレスだったのかという逆説でもあります。

 しかし、Bluetoothにはない制約もあります。

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