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【全力特集】4型のiPhone SE&9.7型iPad Proが登場! 第21回

iPhone 6sと同等のカメラに進化!

4Kビデオが超高精細!9.7型iPad Proのカメラ性能を試す

2016年04月01日 18時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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iPad Air 2の8メガから12メガピクセルに!

 9.7型のiPadにはiPhone 6s/6s Plus/SEと同じく12メガピクセルのアウトiSightカメラが搭載されました。iPad Air 2に搭載されているカメラは8メガピクセルなので、およそ4メガピクセル画素数がアップしたことになります。また、開放F値も2.4から2.2へと若干レンズが明るくなっています。

 以下はiPad Proで撮影した写真です。編集部のサーバーにアップロードする過程で圧縮がかかってしまうため、若干粗れて見えますが、遠方のビルや樹脂のツヤ感、皮革や金属の質感などがよく出ていると思います。

遠くのビルがつぶれずよく見える

樹脂のツヤ感やざらざらとした机の質感がよく出ている

皮革の細かいシボの感じや金属の質感がはっきりと出ている

唯一のフラッシュ付きのiPad

 9.7型iPad ProにはiPhoneシリーズでおなじみの「True Tone フラッシュ」が搭載されています。環境光に合わせて暖色と寒色の2色のLEDのミックス具合で自然な色みで照らしてくれるというもの。あまり触れられていませんが、9.7型iPad Proはフラッシュを搭載した初のiPadです。

フラッシュなし

フラッシュあり

 蓋を半開きにしたダンボールの中に入れたカエルもあざやかに照らされています。ピントがきっちりあってくれるのもいいところ。暗所での撮影で活躍しそう!

iPhone 6sシリーズに搭載の「Live Photos」にも対応

 「Live」アイコンをオンにすることで、動く静止画「Live Photos」も使えます。

4Kビデオの撮影も可能

 動画性能はiPhone 6s/6s Plus/SEと同じく、4Kビデオの撮影および720p/240fps、1080p/120fpsのスローモーション動画撮影に対応します。いずれも「設定」の「写真とカメラ」から設定すれば使用できます。

 こちらはiPad Proで撮影した4Kビデオ。YouTubeの画質設定より解像度を4Kに設定してご覧ください。遠くの道を歩く人や車の行き来までくっきりと映っています。

 タイムラプス動画にも対応しています。

Retina Flashにも対応!

 インカメラの使用時にディスプレーが発光してストロボ代わりになる「Retina Flash」にも対応しました。なお。インカメラの画素数もiPad Air 2の1.1メガピクセルから5メガピクセルにアップしています。

Retina Flash不使用

Retina Flash使用

 カメラ性能はiPhone 6s/6s Plusと同等に進化したと言えそうです。デバイスによって画質がまちまちだと、Macの「写真」アプリなど、一箇所にまとめた際に画質に差が生じてしまいますが、iPhone 6sと9.7型iPad Proの組み合わせならその心配はなさそうです。

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